アルコール依存から脱出するための習慣力の使い方。良い習慣、悪い習慣(ジェレミー・ディーン著)の書評

習慣化

残念ながら、新しい習慣ができても、古い習慣は基本的に消え失せない 。昔からなじみのコンテクストは、古い行動パターンのきっかけとなる力をなお備えている。だいたい似ている程度のコンテクストでも危ないことがある。強いニーズを満たしたり、短期間で問題を解解決したりする習慣はとくに再発しやすい。だからたとえば、アルコール依存症患者は絶えず神経をとがらせる必要がある 。落ち込んだり、酒屋の前を通ったりすると、すぐに飲酒癖がぶり返すからだ。ジェレミー・ディーン

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以前の私はアルコール依存症でした。
人づきあいの喜び(目標)のために
アルコール(目標手段)を仲間と一緒に、飲むことが楽しかったのですが
いつしかアルコールが習慣化され、手段が一人歩きしてしまったのです。
一度酒を飲んだら、人づきあいで喜びを感じるという目標が
さらなる飲酒を促し、アルコール依存症になっていたのです。

私は9年前にアルコール依存を断ち切ることを決め、習慣の力を借りました。
アルコールをやめた後のなりたい自分をイメージしました。
■家族との時間を大事にする。
■痩せて体が軽くなる。
■勉強熱心な自分。などをイメージして
アルコールをやめることで手に入れられる果実を設定し
飲むのをやめる努力を始めたのです。

アルコールを想起させるものはすべて生活を排除しました。
通っていた馴染みの店や飲み友達との関係を整理し
夜型の生活を朝型の生活にシフトしたのです。
3ヶ月間は一切お酒の席には近づかず、アルコールをシャットアウトしました。
しかしTVのCMや街中の自動販売機、酒屋さんを避けることは難しく
ビールを見ると、猛烈に飲みたくなりました。
その時は、自分の人生を変えよう!と自分にアドバイスをして
お酒の誘惑から、なんとか逃れました。

断酒したタイミングが真夏だったので
ペリエやサンペルグリノを飲んで、喉の渇きを癒していました。
外出時は、喉が乾くとカフェやファミレスに行き
ドリンバーを飲みながら、読書で気分を紛らわしました。
最初の一ヶ月は、本当に苦しい戦いで、何度も諦めそうになりましたが
なりたい自分になるために、チャレンジを続けたのです。

ジェレミー・ディーン良い習慣、悪い習慣には
長く定着した悪い習慣の脱出法が書かれています。

長く定着した習慣は、無意識になることで意志に逆らおうとする。私たちは何も気づかぬまま、自動的にこれを実行する。だが、実行意図を用いれば、習慣を行うかどうかの選択を意識に上らせることができる。事前に具体的な計画を立てておけば、その時々に考えなくても、悪い習慣に対抗する反応が自動的に形成されるようになる。強い習慣の場合は、意識的に選択できるとわかっているだけでも、自動的にやらかしてしまうよりは大きな進歩である。幸い、たいていの日常的習慣には代替策がいろいろある。

2ヶ月が経過し、3ヶ月ぐらい目から
お酒のない生活にだんだんと慣れてきました。
習慣は21日で形成されるとよく言いますが
私の断酒は3ヶ月ぐらいで定着しました。

お酒を飲みたくなった場合の代替策をあらかじめ用意したのも良かったようです。
お酒は喉の渇きを癒すビールと人とのコミュニケーションが目的だったので
ビールの替わりににサンペレグリノ、飲み会の代わりに勉強会を選択したのです。
この代替策のおかげで、私は人脈と健康という宝を手に入れたのです。
このように悪い習慣は良い習慣によって、置き換えられるのです。
悪い習慣をやめたければ、代替策を用意することがポイントになります。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

    

photo credit: Bead Car. via photopin (license)

photo credit: His first meal from a spoon – 180 days old via photopin (license)

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