手っ取り早く、効果的に生産性を向上させる方法は、何を行うべきかを明らかにすることである。そして、行う必要のない仕事をやめることである。(ピーター・ドラッカー)
ピーター・ドラッカーの言葉を読むと、優先順位と劣後順位の重要性がわかります。
私たちは、やらないことを明確にすべきなのです。
無駄な会議に出たり、くだらないメールを読むのに時間を費やしてはいけないのです。
また、会社の同僚からも時間を奪われていることを忘れてはいけません。
他人は、あなたの時間を奪う存在だと思って
集中したいときには、できるだけ相手にしないことが肝心です。
彼らは自分のことばかりに夢中になって、他人に気を配ることを忘れてしまう。そうやって、あなたの生産性を悪化させるのだ。仕事を終わらせなければならないときは 、他人があなたの時間を故意に奪うのをやめさせること。彼らの騒音や行動もシャットアウトしなければならない。そのためにはできるだけ外の世界を遮断することだ。(ローラ・スタック)
できるだけ雑音をシャットアウトするために、会議室に避難したり
集中するためのお気に入りのカフェに移動しましょう。
私は朝早いスターバックスで仕事をするのが大好きです。
優秀なビジネスマンが読書をしたり、プレゼン資料を作成している横で働くと
頑張ろうという気になり、自分の時間に没頭できます。
「仕事が終わらない」を抜け出す200のアイデア(ローラ・スタック著)の中で
実に勤務時間の28%が人から邪魔されことに対処したり
集中力を取り戻す時間に費やされているという記載がありました。
数字的にも会社の同僚が悪であることがわかりました。
人からちょっかいを出されると、仕事ははかどらない。ビジネスマンの平均的な1日の中で、驚くことに勤務時間の28%は、人から邪魔されたことに対処し、また集中力を取り戻すのに費やされているという。(ローラ・スタック)
2005年のJonathan B. SpiraとJoshua B. Feintuchのレポートによるデータですが
いかに私たちが自分の時間を犠牲にしているかがわかります。
これで1日に3時間も無駄に過ごしていると考えて、仲間に時間を取られないことを意識すべきです。
この際ですから、集中力を削ぐものをすべて書き出して、それを排除していきましょう。
オフィスでのネガティブが独り言やソーシャルメディアの時間を減らしてみるのです。
当然オフィスでの同僚とのおしゃべりには、注意が必要です。
多くのビジネスマンは、短時間でビジネスを終わらせるために、マルチタスクを行っています。
電話をしながらメールを書いたり、会議に出ながら企画書のチェックをしています。
ローラ・スタックは、集中力を要すマルチタスクはやめるべきだと言います。
一度に同じ感覚を奪い合うマルチタスクはすべきではないのです。
実は、マルチタスクは集中力を奪い、生産性を下げているのです。
マルチタスクは最近はやっているようだが、ひとつのタスクに集中力をピンポイントで注ぎ、完了させ、それから次のタスクにシフトしたほうが、より多くを成し遂げることができる。一度にたくさんのことをしようとしても、注意力が散漫になり、終わらせるのにより長い時間かかってしまうことがほとんどだろう。集中力は、分割することができない。ひとつのことだけに集中しよう。
ローラ・スタックが指摘しているように、集中力は分割はできません。
自分がやるべきタスクに集中して、今すべきではないことは後回しにしましょう。
ソーシャルメディアの投稿やメールでの返信は、多くの場合、緊急性はないはずです。
また、マルチタスクはミスを起こしやすく、そういった意味でも時間を浪費しがちです。
目の場合の仕事に集中して、時間を効率的にコントロールしましょう。
私も忙しくなるとマルチタスクで仕事をこなしがちなので
ローラ・スタックの考え方を今日から取り入れたいと思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: The writer in the window (Greystones) via photopin (license)
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