レスリー・A・ヤークス、チャールズ・R・デッカーのビーンズ!の書評

仕事から満足と成功を得るために必要な五つの材料は、情熱(Passion)、人(People)、商売を超えた温もり(Personal)、商品(Product)、そして志。(レスリー・A・ヤークス&チャールズ・R・デッカー)

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レスリー・A・ヤークス、チャールズ・R・デッカーが書いたビーンズ!
シアトルのカフェ「エル・プレッソ」を舞台にしたビジネス書です。
カフェの経営者は、失敗しながらも、情熱をもってカフェ事業にいどみ続けます。
あたたかい気持ちで、商品と人に接していくことで、成功に近づいていきます。
自分たちができることを徹底的に考え、お客様に貢献することです。
情熱(Passion)を持って仕事をすることが
経営者に最も必要なことだと、本書から学べます。

好きなことをやっている人たちは、それがたとえ生活のためであっても、『仕事』とは受け止めない。『楽しみ』なのよ。自分の胸に手を当ててみれば、 前向きなエネルギーがどこからわいてくるのか、わかるでしょう。

自分のやりたい「何を」を決めて、そこに情熱を注ぐことで
お客さんから、自分の存在を見つけてもらえるようになります。
自分の大事なお客さんと前向きなよい関係を作れれば
そこからファンを生み出せます。
ファンの笑顔が集う居心地の良い空間(コミュニティ)をつくれます。
良いお客さんとお店のスタッフとの良質なコミュニケーションができれば
他にはないあたたかい雰囲気が醸し出せるのです。
ファンが生まれれば、新しいお客さんを連れてきてくれます。
同伴者が多くなれば、お店は成功したも同然です。

当然、そのためには、自分が見つけたプロダクトへの愛情も必要です。
お客様と良い関係を生み出すためには、優れた商品が欠かせません。
最近の食品偽装やコピー商品問題を見るにつけ
商品への愛着がなければダメだということがわかります。


志についてだけど、これは『明確な目標』と呼んでもいいでしょう。何を目指したいのかが曖昧なままでは、高い成果など上げようがない。 成果はどれも、目標と比べてみてはじめて測れるのだから。目標に見合った成果が得られてこそ、『成功』という名の終着駅にたどり着いたといえるのよね

目標を明確にしないと、私たちは行動できません。
大きな目標を持つだけではダメで、日々何をするかを明確にしなければ
私たちは案外行動ができないのです。
大きな目標と小さな行動の積み重ねが重要なのです。

私はブログを通じて、読者のみなさんを元気にしたいと考えています。
そのために、読んだビジネス書から、元気になれる言葉を見つけて
毎日紹介するようにしています。
良い言葉が人間の行動を変える源だと気づいてから
コンサルタントや著者の言葉を引用するようにしたのです。
それを毎日、書き続けることで、読書のみなさんとの関係を
強固にできることに気づけました。
ここから、新たな出会いが生まれ、ビジネスにもよい影響を与えてくれています。

志(Intention)があれば、人に必ずそれが伝わるはずです。
商品とサービスに情熱を傾け、お客さんを幸せにできれば、必ず利益が上がるはずです。
「何を」と「誰に」を明確にし、そこを深掘りしていくことで
ビジネスが回り始めるのです。
情熱(Passion)、人(People)、商売を超えた温もり(Personal)
商品(Product)、志(Intention)
4P+Iの法則
飲食関連の経営者には必須の考え方だと思います。
ぜひ、ビーンズ!をご一読ください。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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photo credit: Costa Coffee 390 by Richard Carl Pearson via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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