意欲というのは、ただ待っているだけでは出てこない。何かをしてやりがいを感じたり、楽しいと思えたりしたときに、脳の報酬系と呼ばれるシステムが刺激されて、またやってみたいという意欲が出てくる。こうした体験をするためには行動が大切になる。行動は何でもよい。(大野裕)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
今日は、脳の報酬系について書いていきたいと思います。
日本経済新聞で連載されている大野裕氏の言葉を読むと
意欲とそれを引き出すための行動の重要性を理解できます。
人は脳の報酬系が活性化できれば快感を感じ、習慣化できるようになります。
楽しいと思える行動をすると快楽物質のドーパミンが分泌されます。
これがとても心地よく、またやってみたいと思うようになるのです。
大野氏が言うように、ただ待っているだけでは、残念ながら意欲は起きません。
まずは、自分が意欲を感じられる行動を見つけることが大事になるのです。
私は読書をすることが大好きで、暇さえあれば本を読んでいました。
しかし、アルコールを飲んでいる時は、読んだら読みっぱなしの読書で
一切アウトプットをしてきませんでした。
しかし、アルコール依存症から脱出するために
読書会を主宰することで、私の読書のやり方が変わったのです。
行動する読書=アウトプットを意識し、実践するスタイルにしたのです。
そして、ここから、私の人生が変わり始めたのです。
家族や仲間のために動いて感謝されることも意欲につながっていく。実際に成果が上がっていなくても、他の人から認められることが意欲につながってくる。目に見える形で良い変化が確認できることが、こころにポジティブな影響を及ぼす。
読書会を続けるうちに、私は脳の報酬を受け取れるようになりました。
読書会の参加者から、読んだ本を紹介をするたびに
「徳本さんが選ぶ本は面白い」と褒めてもらえたのです。
本を紹介することで、他者から喜んでもらえることに気づいた私は
書籍のアウトプットが楽しくなり、ソーシャルメディアやブログでの情報発信を
習慣化できるようになったのです。
「こころの力」の育て方 [ 大野裕(精神科医) ] |
大野氏は「こころの力」の育て方―レジリエンスを引き出す考え方のコツで
継続するためのメソッドを紹介しています。
将来のためには、「いま」を積み重ねていくことが大事です。仮に変化が見えなかったとしても、経験それ自体が私たちを変えていくからです。そのためにじっと待たなくてはならないこともあります。私たちは、何かをするというと、何かを作り出すような生産的なことをイメージします。しかし、じっと待つことが必要な時期や場合もあります。そのときには、短期的な目標と長い目で見た目標の、両方に目を向けておくようにしましょう。
最初は、なかなか評価されないかもしれませんが
続けているうちに人から見つけてもらえうようになります。
行動を続け、人に貢献することで、
良い習慣は心にポジティブな影響を及ぼしてくれるのです。
長い目で見た目標を持っていれば、自分が進んでいく方向を見失わないですみます。なにを自分が大切にしているかを忘れないですみます。
私はブログを毎日書くことを短期目標にしています。
この積み重ねによって、多くの読者の方と出会えたのです。
ブログを始めてから5年経ちましたが
出版や連載など多くの果実を手に入れることができました。
「いま」の積み重ねが、未来を確実に変えてくれるのです!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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