私たちはネガティブな人の言動を警戒しなければなりません。周囲の人たちの気分を害する環境をつくる傾向があるだけでなく、見習ってはいけない最悪の反面教師になることがよくあるからです。ネガティブな人は逆境に直面すると、たいていすぐにあきらめます。どうしたらうまくいくかを模索するのではなく、うまくいかない理由を探し、言い訳をし、不平を言い、疑念を抱きます。一言で言うと、彼らは「失敗体質」なのです。(リック・ピティーノ)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
リック・ピティーノの関連記事の成功をめざす人に知っておいてほしいことの中に
ネガティブな人(失敗体質)への対処法が書かれていました。
できるだけそういうネガティブな人とは、つきあわない方がよいのですが
組織やチームではそうとも言っていられません。
そういった人の特徴をリック・ピティーノは、次のように整理しています。
彼らは「あなたはこれができない、あれができない」
とこき下ろします。どくに悪意はなく、自分がネガティブな言動をしているという意識すらないのかもしれ ませんが、そういう姿勢は周囲の人たちに害を及ぼします。 なぜなら、彼らは「夢の破壊者」だからです。
ドリーキラー(夢の破壊者)を放っておくと、自分の夢を壊されてしまいます。
彼らは夢を叶えたことがないので、夢が実現するとは思っていません。
彼らの悪意がないネガティブな言動が、やがてはチームに悪影響を及ぼします。
チームリーダーは、ドリームキラーを退治しないと、組織の夢を実現できなくなります。
では、どうすればよいのでしょうか?
リックは最も簡単は方法は、直接会って話をすることだと言います。
「あなたのネガティブな姿勢が組織の士気を低下させているので、ポジティブな言動を心がけてほしい。そうすれば、あなたにとっても組織にとってもプラスになる」と説明することです。そういう人の悪口を言ってもエネルギーの無駄になるだけで、あなたもその人のレベルにまで下がってしまいかねません。
悪口を言っていても仕方がないので、変化のための行動を起こすのです。
彼らの言動を変えることができれば、チームは強くなれます。
悪い空気が伝染しなくなり、良い空気が充満するからです。
リックの以下の処方箋を試してみましょう!
■相手の人間性を認めながら話すこと
■時間をかけること
■あきらめないこと
■影響力のある人に協力を依頼する
ネガティブな人を扱う最善の方法は、「組織全体の雰囲気づくりに大いに貢献する資質を持っているのに、ネガティブな姿勢のために周囲の人に悪影響を及ぼしている」と指摘することです。それで即座に問題が解決するとは限りませんが、自分の言動を改善するきっかけにはなります。もしそれがうまくいかなければ、新聞や雑誌の関連記事を見せるとか、彼らの尊敬する人に言動を改善するよう頼むといいでしょう。成功するためには、そうやって自分や組織に悪影響が及ばないように最善を尽くすことが重要なのです。
リック・ピティーノの自分のチームを強くするための
ネガティブな人を自分の味方にするメソッドは、とても参考になります。
今日もお読みいただき、ありがとございました。
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