甘いペットボトル飲料の飲み過ぎで、殺されないために!

たいていの人は、剣によるよりも、飲みすぎ、食いすぎによって殺される。(ウィリアム・オスラー)

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WHO(世界保健機関)が11日に発表したニュースが話題になっています。
以下NHKニュースから引用します。

糖分が多い清涼飲料水に20%以上の課税をすれば、肥満や糖尿病を減らせるとする報告書を発表しました。この報告書は、生活習慣病などの病気と、その予防のための政策について、WHOの研究グループがまとめたもので、11日、スイスのジュネーブにある国連ヨーロッパ本部で発表されました。

報告書の中で、研究グループは、糖分が多い清涼飲料水の過剰な摂取が肥満と糖尿病が増える要因の1つだとしたうえで、20%以上の課税をすれば、人々の摂取量を大きく減らせるとしています。



私はこの記事を読んで、冒頭のウィリアム・オスラーの言葉を思い出しました。
ジュースなどのペットボトル飲料を飲みすぎると
「ペットボトル症候群(ソフトドリンクケトーシス)」になるリスクが高まります。
甘い炭酸飲料、エナジードリンク、ジュース、缶コーヒーなど
糖分の大量に入った清涼飲料水を多く摂取することで発症する病気のことです。
スポーツドリンク、清涼飲料水を大量に飲み続けることで、急性の糖尿病を引き起こします。

こういったジュースの中には、砂糖が大量に含まれています。
厚生労働省の生活指針によると、1日の砂糖摂取量の目安は40~50gです。
しかし、ジュースなどの500mlのペットボトル飲料には
この1日の摂取量程度の砂糖が含まれています。
500mlのペットボトルのコーラの中には角砂糖が約15個
エナジードリンクには角砂糖9個分程度の糖分が含まれているといわれています。
1日に何本も甘いジュースやエナジードリンクを摂取するのはとても危険です。
疲れたと言って飲むドリンク剤が、皮肉なことに糖尿病の原因になっているのです。

これを防ぐためには、飲み物を選択するときに注意を払うことです。
コンビニで買い物をするときには、水とお茶しか選ばないようにするのです。
糖分を含む飲料の回数を減らす努力をしないと、生活習慣病になってしまうのです。
糖分の摂り過ぎは糖尿病につながりますから
甘いペットボトルやドリンク剤を飲む習慣を見直しましょう!

今回のWHOの施策は課税によって生活習慣病を減らそうというものです。
WHOは課税によって、ドリンクの価格が上がれば
若者や低所得の人の摂取量を減らせるといいます。
「多くの人の苦しみを軽減でき、命を救うこともできる。医療費も削減できる」と
一石三鳥の施策だと記事には書かれていますが
政府にとっては、税金を増やす効果も期待できそうです。

18歳以上のおよそ5億人が肥満で、世界には糖尿病の患者が4億人以上います。
この患者数は年々増える傾向にあり、問題になっています。
清涼飲料水への課税は、メキシコでは導入済みで
イギリスやフィリピン、それに南アフリカでも導入を検討しているとのことです。
日本の糖尿病患者数もこの課税で減らせるかもしれません。
当然、この施策によって今問題になっている医療費も削減できます。
健康な日本人を増やすためにも、ペットボトル飲料に関する議論を
盛り上げていきたいと思います。

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photo credit: BadSoull Energy drinks via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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