グルテンなどの異物が血液中に入ってくると、免疫システムはいっせいに攻撃を加えます。そのとき、大量の活性酸素が発生します。活性酸素は、酸化力の強い物質です。(フォーブス弥生)
フォーブス弥生氏の長生きしたけりゃパンは食べるなの書評ブログを続けます。
最近、活性酸素の危険性が様々なメディアで指摘されています。
活性酸素が老化や生活習慣病の原因になることはよく知られていますが
その活性酸素が脳にも悪影響を与えることがわかってきました。
ストレスや食品添加物、タバコ、アルコールなどが活性酸素の原因とされていますが
免疫システムに攻撃を与えるグルテンにも注意を払ったほうがよさそうです。
活性酸素が過剰に発生すると、今度は体内の細胞まで酸化させてしまうのです。体の細胞が酸化すると、さまざまな不具合が起こります。たとえば、老化が進みます。また、活性酸素の害は、がんや糖尿病などの生活習慣病の要因になっていることも、わかってきています。グルテン不耐症やセリアック病の人が、それとは知らずにグルテンを摂取していれば、免疫システムが反応し、日常的に大量の活性酸素が発生し続けることになります。脳の健康を保つために、免疫細胞は重要です。
恐ろしいことにパンやパスタの小麦粉の中のグルテンが
私たちの脳をダメにしています。
医学雑誌のランセットに掲載された論文によると
頭痛を起こしているグルテン不耐症患者の脳をMRIでスキャンしたところ
炎症による変化を撮影できたとのことです。
脳の細胞が活性酸素の害にさらされると、炎症が生じます。
それが頭痛や「脳の霧」の原因となっているのだそうです。
長生きしたけりゃパンは食べるな [ フォーブス 弥生 ] |
活性酸素の害に対して、人体は無策ではありません。人の体内にはいくつもの抗酸化物質が存在していて、活性酸素を消去するしくみが整っています。ところが、活性酸素の発生量が、人体の許容範囲を超えて過剰になってしまうと、抗酸化物質のはたらきだけでは追いつけなくなります。その異常な状態をつくり出す一因として、グルテンの摂取があることを忘れないでください。
一方で人間の体の強さを信じてもよいと著者のフォーブス氏は書いています。
私たちの体はある程度の活性酸素を除去してくれるのです。
しかし、残念ながら日本人の食事は小麦に支配されています。
パンやパスタやラーメンの食べ過ぎで、グルテンを過剰摂取しているのです。
この結果、腸に穴が開き、免疫細胞が壊され、体内に炎症が起こります。
医者から原因不明だと言われた時に、グルテンを疑ってみるのもよいでしょう。
うつや認知症なども活性酸素が原因となり
小麦をやめたことで症状が改善したというケースもあるそうです。
当然、個人差がありますからグルテンフリーで全てが解決するわけではありません。
私たちが食べている小麦は品質改悪が進み
体の血糖値を急激に上げてしまうなど、多くのリスクが指摘されています。
糖とグルテンからなる小麦を必要以上に摂取することで
私たちの脳と体に自らダメージを与えているのです。
昨年来、私はグルテンフリー生活を続けていますが
その結果、以下の3つの効果を実感しています。
1、花粉症などのアレルギー体質の改善
2、足が腫れるなどの体の炎症が少なくなった
3、脳がすっきりした
当然、今までにグルテンを過剰摂取したことで
私の体調は悪くなっていたわけですから、自業自得ですが
少なくともグルテンフリーによって、私は脳と体の健康を取り戻せたのです。
大好きなパンやパスタも少しの間やめてみれば、我慢できるようになります。
野菜、肉、魚、豆などのバランスの良い食事を心がけることで
麺類や丼モノの単品メニューとも距離を置けたのです。
和食中心の食事はダイエットにもつながっています。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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photo credit: Simon Bonaventure Couleurs d’automne #2 via photopin (license)
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