サミュエル・スマイルズの自助論の書評

自らの怠惰を反省し、節約の意味を知り、酒におぼれた生活を否定して初めて人間は変わっていく。われわれ一人ひとりがよりすぐれた生活態度を身につけない限り、どんなに正しい法律を制定したところで人間の変革などできはしないだろう。(サミュエル・スマイルズ)

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photo credit: Michael Pelletier Photography Level Up via photopin (license)

サミュエル・スマイルズ自助論を再読しています。
本書は名著と呼ばれているだけあり、何度読んでも気づきをもらえます。
本書のサミュエル・スマイルズの幾多のアドバイスによって
私たちは自分の人生を変えられるはずです。

私は10年前に断酒を始めました。
自助論を読んだのも、そのきっかけになりました。
自分を変えられるのは自分しかいないという当たり前の事実に気づき
アルコールに溺れた過去の人生を否定し、断酒をスタートしたのです。
アルコールという悪い習慣を良い習慣に置き換えることで
私の人生は良い方向に動き始めました。
自分を動かさなければ、自分の世界は変わりません。

失った時間をと取り戻すために、私は自分の時間割を見直しました。

失った富は努力によって、失った知識は勉学によって、失った健康は節制することや医療によって取り戻せるが、失った時間は永久に失われたままだ。

私は生活スタイルを朝型に変えることで、自由に使える時間を増やせました。
この時間を読書とアウトプットに使うこと。
本に書かれていることを実践することで、自分を変えることができたのです。

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人間は、読書ではなく労働によって自己を完成させる。つまり、人間を向上させるのは文学ではなく生活であり、学問ではなく行動であり、そして伝記ではなくその人の人間性なのである。そうはいっても、すぐれた人物の伝記には確かに学ぶところが多く、生きていく指針として、また心を奮い立たせる糧として役立つ。

人間は自分の行動によってのみ、人生を変えられます。
しかし、自分一人で人生を良くできるわけではありません。
メンターやコーチ、周りの家族や仲間のアドバイスや助言によって
私たちは変化することを意識します。

読書も変化のきっかけの一つであるとサミュエル・スマイルズは指摘しています。
著者の思考や体験を自分の人生に取り入れることで
私たちは行動できるようになります。
本を読んだら、著者の言葉を糧に、自分の行動を変えてみましょう。
著者の言葉や体験を自分の血肉にすることで、間違いなく自分を変えられます。
行動する読書によって、私たちは自分の人生をより豊かなものにできるのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

私の好きな本や自分の著書をピックアップしています。
ぜひ、書籍の表紙をクリックしてご一読ください。

    

    

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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