岸田雅裕氏のマーケティングマインドのみがき方の書評

習慣化

マーケティングマインドの第一歩とは、「お客様が困っていたら助けてあげる」という姿勢です。(岸田雅裕)

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photo credit: Produce Marketing Association Floral Pavilion Brightens PMA Fresh Summit 2015 via photopin (license)

優秀なマーケターになりたい方にオススメなのが
岸田雅裕氏のマーケティングマインドのみがき方です。
数字やデータをチェックすることはとても大事なことですが
お客様の悩みを解決しようという気持ちがなければ
マーケターとして、良い仕事はできないと岸田氏は指摘しています。
逆に、顧客に喜んでもらいたい気持ち(マーケティングマインド)を
常に忘れないようにすれば、顧客に「買う理由」を提供できるようになります。

顧客が困っている時(真実の瞬間)に、企業やマーケターの本当の力が明らかになります。
顧客を本当に助けるようとしなければ、企業はその顧客を失います。
下手をするとソーシャルメディアによって悪い評判が広がり
ブランド価値を毀損させ、多くのファンを失う可能性すらあります。

顧客が困っているときこそ、真実の瞬間です。その会社や店が本当にお客のことを考えているならそれが明らかになるし、逆に自己保身しか頭にないなら馬脚をあらわしてしまいます。顧客が困っている瞬間にどう振る舞うか。これはマーケティングのキモでもあります。つまり想像力が働くかどうかです。「顧客は困っているだろうな」「平日の昼間にわざわざ仕事を抜け出してくるのは大変だろうな」という想像力がないと、自社の都合を前面に押し出して、顧客にそれに従わせてしまいます。相手に我慢してもらうことに慣れてしまうと、真実の瞬間が訪れたときに大事な顧客を逃がしてしまうのです。

顧客に対する思いが強ければ、相手が喜ぶ提案ができるはずです。
現場力と想像力があれば、顧客の要望が見えてきます。

マーケティングというと、理論やサイエンスの部分ばかりクローズアップされがちです。でも本当は理論の前に、「顧客を好きになる」という気持ちが大事だと私は思います。

お客様を好きになることが、優秀なマーケターには不可欠です。

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実際のマーケティングの現場で強いのは、完壁に理論を覚えている人よりも、「ストリートスマート」、いわゆる「路上の賢人」です。本質を突いて相手をうならせることができる人。目を開けて生きている人。人の心がわかる人。そういう人になれるかどうかは、マーケティングの理論を知っているとか、いい学校を出ているとか、そういうこととは関係ありません。

顧客を好きになるためには多くの体験が必要になります。
ビジネス書や専門書を読むことも大事ですが、時代の流れを掴むためには
映画を見たり、小説を読んで、時代感覚を養うことも大事です。
ストリートスマートを目指して、人や町の変化にも敏感でなければなりません。
新しいものへの好奇心がなくなった段階で、マーケター失格なのです。

顧客の求めているものは何であるかと想像力を働かせ、顧客の声に耳を傾けなければなりません。そもそも「顧客を喜ばせてあげよう」「これをやったら顧客は喜ぶんじやないかな」という心がなかったら、マーケティングという仕事はきっとあまり面白くないし、成功しないでしょう。

定点観測や未来予測の考え方など、パルコで養った著者の経験を参考にすると
顧客を喜ばせることができるようになるはずです。
消費者のマインドが大きく変化している中で、ニーズはそう簡単に見つかりません。
顧客とのコミュニケーションを重ねることで、彼らを味方にできるはずです。

顧客を喜ばせようとする意志が働けば、その思いは必ず彼らに届きます。
最初はたった一人のファンかもしれませんが、エッジの効いたプロダクトを作り
良いメッセージを発信できれば、徐々にファンが増えていきます。
いや、ソーシャルメディア時代には価値あるプロダクトやサービスをつくれれば
共感によって、一気にファンを拡大できます。
UberやエアーB&Bの成功を見れば
身近な顧客を喜ばすことがいかに重要かがわかるはずです。

万人受けを狙うのではなく、ターゲットを絞ったプロダクトの方が
顧客に支持されやすいのです。
ブランドの独自の哲学に基づいた製品を開発し
コミュニケーションすることがますます重要になってきています。
クラブツーリズムやBMWなどの豊富なケーススタディやフレームワークも
わかりやすく勉強になりました。
本書を読むことで、マーケティングマインドをもっともっと鍛えたくなりました。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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