アンディ・プディコムの「からっぽ! 10分間瞑想が忙しいココロを楽にする」の書評

瞑想中に心地よい感覚を体験した時は、それをほかの人と分けあうところを想像してみなさい。心の穏やかさ、体のくつろぎ、慰められる感情など、なんでもいい。それを友だちや家族などの大切な人に与え、分かちあうところを想像するのだ。(アンディ・プディコムの導師の言葉)


photo credit: wuestenigel Heart shape foil wrapped chocolate via photopin (license)

瞑想で幸せな時間を長くする方法

瞑想を習慣化するのはなかなか難しいものですが
アンディ・プディコムのからっぽ! 10分間瞑想が忙しいココロを楽にするを再読していたら
長続きさせるためのヒントを見つけました。

以下、著者のアンディが導師から教わったメソッドを紹介します。
深呼吸に集中している時に心地よい感覚を体験できたら
それを周りの人にギブすることをイメージすると瞑想が長続きします。
いろいろ考えずに呼吸に集中し、吸ったり吐いたりする回数を数え
いい気分を味わえたら、それをほかの人と分けあおうとする姿勢を保ちます。
心地よい状態にしがみつこうと必死になると、私たちはすぐに緊張してしまいます。
それを避けるために、ギバーになることを想像し
笑顔になれれば、緊張は自然に解けていきます。

深呼吸に集中することを習慣にすると心の平穏をキープできます。
瞑想によって、意識をとぎすませると
嫌な感情が湧いてくる隙間が無くなります。
集中せずに思考に隙間を作ってしまうと不快な感情に支配されてしまいます。
イライラや不快な感情を自由に動き回らせると大変なことになりますが
呼吸に集中すると不快な感情は勢いを失います。
深呼吸で幸せな気分を味わえたら、それを分け与える自分をイメージすれば
幸せな時間をより長くできるようになります。
このメソッドを使うと集中すると同時にリラックスできそうですね。

怒りや不快な感情に支配されないために

怒りを感じた時、それにさらなる怒りで反応したら、火に油を注ぎ、怒りの炎を燃え続けさせることになります。あるいは不安になった時、不安になっていることに不安を感じはじめます。一歩下がってもう少し視界を広げれば(これは瞑想がなければできなかったことです)、もとの感情をありのままに観察できます。そして、その感情に意識を向けるだけで、それはもう自分の出番は終わったとばかりに、どこかへ行ってしまいます。(アンディ・プディコム)

以前の私は怒りを止めることができずに、周りの人に迷惑ばかりかけていました。
著者のアンディが指摘するように怒りに怒りで反応していたら
その場の空気が怒りに満ち溢れ、嫌な感情に支配されてしまいます。
しかし、瞑想で視野を広げれば、ほんの数分で怒りを鎮めることができます。
私は怒りが爆発しそうになったときには、深呼吸を繰り返します。
車を運転していて、危ないドライバーに遭遇しても
お守りに触れる儀式を習慣にすることで、怒りをコントロールできるようになりました。
何かに集中することで、嫌な感情を追い出せるのです。

感情が浮かんでは消えていくのにまかせることを学び、心の奥にこの意識と視野を保っていれば、どれほどやっかいな感情が襲ってきても、それがどんなに強烈でも、つねに平気だと感じられます。

感情にはとても移り変わりが早いという特徴があることを覚えておきましょう。
イライラや不快な感情を深呼吸で追い出せると考えられれば
それらに支配されなくなります。
また、先ほどの幸せイメージを分け与えるメソッドを使えば
心地よい気持ちを持続できます。

感情が浮かんでは消えるのを観察することで
心と体に何が起こっているのかが明らかになります。
自分の感情を観察すると冷静になれ、頭をからっぽにできます。
これを続けていると。どんな感情が押し寄せようと
落ち着いていられるようになります。
深呼吸や自分の体や自分の感情に意識を向けることで
隙間が無くなり、嫌な感情に振り回されなくなります。
瞑想でリラックスする時間が長くなれば、人生に余裕が生まれます。

まとめ

世の中のスピードが早くなり、忙しくなることで、脳は絶えず疲労します。
疲れると人は不安な気持ちになったり、イライラします。
しかし、感情は浮んでは消えていく特徴があるのですから
嫌な感情にいつまでも支配されないように注意しましょう。
人生にトラブルはつきものです。
問題が起こった時に、瞑想でそれを乗り越えられると覚えておけば
短期間に立ち直れるようになります。
嫌な感情に出会っても、あっという間にそれをなくせると考えることで
自分の人生をより豊かにできるのです。

参考図書 アンディ・プディコムからっぽ! 10分間瞑想が忙しいココロを楽にする

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
     

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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