野呂エイシロウ氏の考えなくてもうまくいく人の習慣の書評

心惑わす情報に大切な時間を使わない。(野呂エイシロウ)


photo credit: RetinaBoys Les rumeurs de l’Apple Watch 2 affluent déjà ! via photopin (license)

思考より行動を優先する!

野呂エイシロウ氏の新刊考えなくてもうまくいく人の習慣
読了したので、早速書評を書きたいと思います。
本書のテーマは突き抜ける人になることで
そのためには、即決体質に変身することがポイントになります。

野呂氏は「考える時間がチャンスを逃している」と言います。
くよくよしたり、愚痴を言っても何も問題解決にはつながりません。
考えたり、悩んでばかりでは、目の前の仕事は仕上がりません。
行動することだけが、その解決策になり
あなたのブランドを「仕事ができる人」に変えてくれるのです。

1日は24時間で、誰もが同じ条件で仕事をしていますが
結果は、人によって残酷なぐらい異なります。
時間を大切にしない限り、時間を自分の味方にはできません。
時間を人生の最大の資産と考え、大切にしましょう。

嫌なことがあったとしても、自分を元気にする方法を見つけておくと
短時間で立ち直れるようになります。
深呼吸や瞑想などで自分の気持ちをポジティブに変え
さっさと行動すればよいのです。
自分を元気にするために笑顔を心がけ
周りの人の力を借りられれば、よいことが起こり始めます。

最近では、ニュースアプリやソーシャルメディアを見ることで
不要な情報を溜め込み、脳を自ら疲れさせている人も多いと思います。
野呂氏は、不要な情報はどんどん片付けるべきだと言います。
自分を不幸にする情報はどんどんゴミ箱に捨てればよいのです。

嫌な記憶は感情と結びついているのでなかなか忘れることが難しいとも言われますが、「楽しい」「うれしい」といった別の感情で上書きすることで、少しずつ薄れていきます。鱒もしまた嫌な記憶を思い出してしまったら、意識して違うこと、できれば楽しいことを思い出して気持ちを切り替えるようにします。

心を惑わす情報にはできるだけ、近づかないようにすることで
感情が乱れなくなります。
嫌な情報を見てしまった場合にも
楽しい情報を上書きすれば、気落ちの切り替えができます。

私もネガティブな人とミーティングした後で
元気がなくなったなと感じたら
すぐにポジティブな人を思い出したり
アファメーション(元気になる名言)を読んで
自分の気持ちを上書きするようにしています。

自分の時間を取られていては、仕事が進みません。「この時間帯は自分の中で絶対に譲れない時間だ」という信念を持って仕事に臨むと、仕事は効率よく進み始めます。1日のうちどこかで必ず設けるようにしましょう。

また、1日に1時間は集中する時間を持つようにすべきだと野呂氏は言います。
誰にも邪魔されない時間を作ることはとても大事です。
私は1日に3回大事な仕事に集中する時間を作るようにしています。
この3回のチャンスを作ることで、大事な仕事が早く終わるようになりました。

野呂氏は自分との対話の時間を持つことの重要性を指摘しています。
考える時間を持たないと、私たちはどんどん人に流されていきます。
自分の人生のCEOになって、本当にやりたいことを優先したければ
『1日1時間、「自分は何をしていきたいのか」を考える』べきです。

以前の私も会社や同僚に流されてばかりでしたが
自分との対話を重ねることで、やりたいことが明確になりました。
他人との時間ばかりではなく、一人時間を意識するのです。
10年前に断酒してから、私は自分と対話することを重視しています。
この数年はやりたいことに集中することで、ワクワクな時間を過ごせています。

人付き合いも同じで、自分と合わない人と付き合うのではなく
一緒に楽しい時間を過ごせる人と交流しています。
自分の意識と行動を変えることで、私は幸せな時間をどんどん増やしています。
好きなことをやることを選んだおかげで、豊かな人生を送れるようになったのです。

まとめ

自分のやりたいことをしたければ、時間を大切にすべきです。
本書には、生産性を高めるための時間術が数多く紹介されていますから
野呂氏のメソッドを自分ごと化しましょう。
人生を楽しみたければ、自分を惑わすものは排除し、今ここに集中すべきです。
そのためには、一人になる時間を確保することです。
自分との対話の時間を持ち、自分が何をしたいかを考えるようにすると
時間を大切にしながら、積極的に動けるようになります。
自分の時間は自分のもの=自分の人生のCEOになると決めることで
時間の使い方が全く変わります。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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