自分の思いを録音することです。怠けたくなったら、やる気があったときに言った内容を再生して自分に刺激を与えるのです。(エドウィン・ブリス)
アクションを思い出すために自分のビジョンを録音しよう!
エドウィン・ブリスのDO IT NOW いいから、今すぐやりなさいの書評を続けます。私たちのやる気は放っておくと、すぐに失われてしまいます。では、どうすれば、すぐに消えてしまうやる気を保てるようになるのでしょうか?
アメリカのビジネストレーナーのエドウィン・ブリスは、モチベーションが下がったら、自分のビジョンを思い出すとよいと述べています。本当にやりたいことを思い出し、ワクワク感を取り戻せば、今やるべきことに集中できます。私は自分のビジョンをビジュアル化し、毎朝それを見返すことで、やる気を維持しています。書くだけでなく、著者が言うように自分の思いを録音することも効果がありそうです。iPhoneに自分がやりたいことを感情を込めた声で録音すると、その時の気持ちを思い出せ、あっという間にエネルギーを取り戻せます。
私も、たびたびそれを実行してきました。出張先にも録音機を持参し、自分が先延ばしにしている課題について話し、それを録音したのです。もちろん、あとで自分の声を聞くと気恥ずかしくなることもあります。しかし、自分の思いを客観的に把握できますし、どんなに失望したり不満やストレスを感じたりしても、自分の問題を正確に分析し、すべきことについて注意を促し、「自分はそれができる」という確信を持つことができます。これは自分を励ます便利な方法であり、いつでもどこでも利用できます。
この方法を私は試したことはありませんでしたが、著者の言葉を読むことで、試してみたくなりました。このブログを書き終えたら、早速自分のビジョンを録音してみようと思います。
モチベーションを保つためには
■ワクワクなビジョンを書き、それを見返す
■自分の声で録音し、それを聞き返す
書くこと、録音すること、それを振り返ることが重要なのです。
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独白の価値をシド・シーザーから学ぶ。
今は亡き伝説のコメディアンのシド・シーザーの話が本書に紹介されていました。シドはなんと独白の力でアルコールとドラッグから立ち直ったのです。
彼はどん底にあえいでいたとき、アルコールとドラッグに溺れ、精神的に不安定になっていました。自分の仕事、ひいては人生そのものがアルコールとドラッグを断つことにかかっているとわかっていましたが、その現実から目をそむけていたのです。しかし、彼は録音機を頻繁に活用して人生を変えました。数か月間におよぶパリでの映画撮影の際、毎日のように自分の自滅的な行動パターンを分析し、心の葛藤を録音したのです。朝の出発前と夜の帰宅後に録立日機に話しかけ、就寝前に録音機の自分と対話しました。それが功を奏し、彼はアルコールと薬物の依存症から立ち直ったのです。
このシド・シーザーの話を読んだ時に、自分の過去の体験を思い出しました。私も長年アルコールに依存してきましたが、10年以上前に断酒をしました。なんどもやめようと思ったアルコールですが、決意が足りず失敗を繰り返していました。
しかし、今回は絶対にやめようと決め、自分の意思を強化するためにアンソニー・ロビンズのオーディオブックを活用しました。自分の声ではありませんでしたが、カリスマコーチの熱いメッセージを聴くことを習慣化することで、私は自分との戦いに勝利しました。アンソニーの声の力を借りることで、大好きだった酒をやめることができたのです。毎日毎日、オーディオブックを聴き続けたおかげで、私は自分を変えることに成功しました。(お酒の代わりに、炭酸水を飲む、飲み友達と距離を置くなど、環境を変えることも意識しました。)
自分の声を録音したり、アンソニー・ロビンズのオーディオブックが全ての人に効果的だとは思いませんが、自分のモチベーションを高めたいなら、試してみる価値はあると思います。自分のビジョンを書き出す、ワクワクな未来をイメージできる写真をコラージュする、自分の誓いを録音する、自分にエネルギーを与えるオーディオブックを聴くなどの方法を実践して、先延ばしをやめ、自分の目標をどんどん叶えていきましょう。
まとめ
先延ばし癖を直し、自分の意思を強化したいなら、ワクワクな未来の自分をイメージすることです。自分のダメな現実を変えるために、自分のビジョンを録音したり、未来の活躍する自分をビジュアル化するとよいでしょう。それを毎日、確認することで、行動できる自分に生まれ変われるはずです。
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