運の良い人と運の悪い人との違いは何か?

運の良い人を思い浮かべ、次に運の悪い人を思い浮かべてみよう。際立った違いは何か?運の良い人のほうが忙しいのだ。運の良い人はいくつもの事業を同時にこなしている。(マックス・ギュンター)

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チャンスは一つではない。いくつものことを同時にこなそう!

マックス・ギュンター運とつきあう 幸せとお金を呼び込む13の方法書評ブログを続けます。 運の良い人と悪い人の違いは行動量の差だと著者のマックス・ギュンターは指摘します。運の良い人は、キャリアの絶頂にあるときでさえ、何かを始めようと準備をしたり、勉強に励んでいます。

成功者は、驚くほどたくさんのことに同時に挑戦しています。様々なことにチャレンジしていれば、一つの事業が立ち行かなくなったときの保険にもなります。不運は予測不可能で、突然起こるものだと捉え、その準備を怠らないようにすべきです。

仮にAという事業がうまくいかなくなったり、あるいは面白くなくなっても、BやCの事業で思いがけずに成功できるかもしれません。運の良い人は物事がうまくいっているときも、逆境に陥ったときも忙しく活動しています。運の良い人の人生にも浮き沈みはありますが、下り坂は長くは続きません。偶然のきっかけから上昇に転じると彼らは信じているので、行動をやめないのです。

どんな状況下にいてもいくつかのストーリーを組み立て、積極的に行動しましょう。一つの選択肢だけに頼ると最悪の状況から抜け出せなくなります。

新しい仕事が見つかればそれに越したことはない。でも、良い仕事が見つからなかったときのために、別の身の振り方も考えておいたほうがよさそうだ。(チャールズ・ダロウ)

運の悪い人は、あらかじめ決まった形の運を探そうとしがちです。その結果、手にすることができる幸運は一つだけになってしまいます。新しい仕事が見つかれば、それに満足し、そこから先の幸運を見つけられずに人生を終えてしまうのです。対照的に運の良い人は、自分がどんな形の運を探しているのかわからないので、様々なチャレンジを続けます。いろいろな事業に取り組んでいれば、何かしらの幸運が転がり込んでくる可能性が高まります。その事実を知っている人が、運の良い人だと言えます。

 

運の良い人は運の悪い人と比べ、とても忙しい!

見込みのなさそうに見える活動が自分に運をもたらすかどうかそれを見通すことはできない。ただ、いろいろなことを続けていれば、何かいいことが起こる可能性は高くなる。(マックス・ギュンター)

まったく無名だった男が、地球上で最も裕福になって人生を終えることもあります。ハワード・ヒューズは、資産を相続した時に、いくつもの事業を試みました。彼の父のハワード・ヒューズ・シ二アは金持ちで有名でしたが、息子は石油掘削用機材の製造を手がけるヒューズ・ツール社の株式発行済株式の75パーセントを相続しただけでした。

通常、未成年者が会社を支配できるだけの株式を相続した時には、21歳に達するまで議決権の信託ないし委任がなされることになっています。若きヒューズはそのルールを無視し、自分は株式の議決権を管理する資格があると裁判所に訴えたのです。テキサス州の法律に則り、自ら動くことでヒューズは勝利します。

会社を手に入れた彼は、手当たり次第に新規事業を立ち上げていきました。映画、飛行機の製造、エレクトロニクス、ホテルとカジノ経営、不動産、航空会社などにチャレンジしました。すべてが成功したわけではありませんが、いくつかの幸運が重なり、彼は成功者の仲間入りをします。

ヒューズが制作した映画は、興行的には運にめぐまれそれなりの成功をおさめたのです。まったくの偶然からトランス・ワールド航空(TWA)の株式を手に入れ、これがとんでもない利益を生み出しました。いくつものチャレンジが実を結び、ヒューズが亡くなったときには資産は10億ドルを超えていました。一方、相続したヒューズ・ツール社のビジネスは破綻し、これのみに人生を託していたら、ヒューズは名を残せずにいたはずです。

実際、運の良い人の人生は、運の悪い人から見れば気違いじみているほど忙しい。幸運な人生へのエントリーを希望するなら、時間配分と目配りに注意を払いながら多くの事業をやり繰りしなければならない。常に人の流れに身を置き、もっと速い流れを目指すのである。一つのゴールに向かってまっすぐ進むのではない。いろいろな方向からチャンスが転がり込んでくるたびに、その場その場で決断を下し、何らかの行動をとらなければいけない。

運の良い人はいつだって数多くの事業を同時にこなそうとします。忙しくない人よりも、忙しすぎる人のほうが運をつかみやすいという法則を信じて、様々なことにチャレンジしましょう!

まとめ

運の良い人は自ら進んで忙しくするという特徴があります。様々な体験をして、ジグザクな人生を送ることで、とてつもないチャンスに巡り逢えるのです。忙しいことは勲章だと捉え、自分のやりたいことに時間を費やすうちに、良いことが引き寄せられてきます。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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