運を良くしたければ、最悪のストーリーを考え、準備を怠らないようにしよう!

運の良い人は総じて悲観的である。そのイメージは「ハッピーならラッキー」といった古くからの言い伝えにそぐわない。どんなに悪い結果でも気にせず、いつも陽気で微笑を絶やさない楽観主義者というのは、残念ながら不運な人生を歩むことになるようだ。(マックス・ギュンター)


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最悪の場合を想定し、準備を怠らないようにしよう!

マックス・ギュンター運とつきあう 幸せとお金を呼び込む13の方法書評ブログを続けます。 楽観主義者は最善を期待しますが、それだけでは運を良くできません。運をつかむためには最悪の事態への対処の仕方を学んでおく必要があります。

仕事、人間関係、お金に関する新たな局面で、運の良い人は「計画」と「運」を区別します。どんなに運の良い人でも、すべてを自分の思いどおりにすることはできません。幸運も不運も自分で作り出すことはできないと考え、最悪の場合を想定するようにしましょう。

運の良い人は事前によい結果をイメージすると同時に、「最悪の結果は何か?自分を守るために何ができるのか?」を考え、ストーリーを組み立てています。最悪の場合の備えがあれば、チャンスを逃さずに行動できます。適切なタイミングに適切な場所にいて、素早く行動しさえすれば、結果を残せるようになります。運の良い人は最悪の結果を想定し、その準備を怠らない人なのです。良い結果ばかりを望んでいたとしたら、幸運を手に入れられないことを過去の成功者たちが教えてくれています。

著者は運を高める13の方法を本書で紹介しています。(今日の話はこの中の第8の方法です。)
1、運良くうまくいったときには、運がよかったと認めること。(運と計画を区別する)
2、人の流れに飛び込み、幸運に巡り会うチャンスを増やす。多くの人と会い、自分が何者であるかを伝える。
3、自ら進んで、リスクを取る。(スプーン一杯程度のリスクに限ること)
4、引き際をわきまえ、欲張らない。
5、損は小さいうちに切り捨てる。
6、長期的計画を立てるのはよいが、それに固執しない。思いがけない幸運が近づいてきたら、計画より目の前の出来事を優先する。
7、自分の直感を信じる。
8、最悪を前提に考える。
9、不必要なおしゃべりをしない。特定な立場に自分を縛り付けないようにする。
10、教訓にならない教訓に惑わされない。
11、人生の不公平を素直に受け入れる。
12、チャンスは一つではない。いくつものことを同時にこなす。忙しすぎる人の方が運をつかみやすい。
13、「運命の相手」に出会い、そのチャンスを大切にする。

 

プロは最悪の結果を想定しながら、行動する!

プロのギャンブラーは楽観主義を拒絶することによって勝ち続ける。彼らはリスクを選び、事態が悪化したら直ちに逃げ出すという「第5の方法」を用い、さらに最悪のケースを想定するという「第8の方法」を適用するのだ。アマチュアのギャンブラーは自分に都合の良いカードが出るように願ったり、祈ったりする。これは楽観主義にほかならない。それに対してプロは自分に不利なカードが回ってきたときのことを考えながら行動する。これが、プロがアマチュアに勝る理由である。

カジノの勝者は、運が長続きしないことを理解しています。最悪の場合を想定し、負けが続くと感じたら、すぐにゲームをやめ、次のタイミングをはかります。アマチュアは逆のアクションで、勝負を続けます。カジノの敗者は絶えず楽観主義者で、悲観主義を持ち合わせたプロが勝利をつかむのです。

商品相場で勝ち続けたマーティン・シュワルツは、負け方から学んだことで、1年で175パーセントも資産を増やすなど、圧倒的な勝利を収め続けたのです。成功の秘訣は最悪の場合を想定し、準備を怠りながら、リスクを取ることです。適切なタイミングに適切な場所にいることで、私たちは運をよくできるのです。

逆に、運が悪いことが続いた時には、ベストシナリオを描いて、行動を起こしましょう。コメディアンの萩本欽一氏の言葉を読むと勇気をもらえるはずです。

人は誰しも同じ分だけ「運」を持ってるの。不運だけとか幸運だけの人生なんてあり得ない。不運の後には、必ず幸運がやってくる。だから嫌なことやつらいことがあったら、「ラッキー」って思わなきゃ。次は必ず運がまわってくるんだから。(萩本欽一)

良いことも長続きしませんし、悪いことも長続きしません。嫌なことが起こったら、チャンスだと捉えることも大事です。運の良い人とは、今の状態が長続きしないと考えられる人なのです。

まとめ

私たちの人生は「運」に左右され、自分ではコントロールできません。実際、良いことも悪いことも起こりますが、柔軟に構えていれば、解決策を見つけられるはずです。未知の出来事に遭遇したら、そのつど自分が考えうる最善と思われる方法を試みればよいのです。運を良くしたければ、ベストシナリオだけでなく、最悪のことも考え、準備するようにしましょう。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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