仕事が最悪?人間関係がうまくいかない?体の調子が悪い?なら新しい仕事を探せばいい。その人間関係を断てばいい。食生活を変えて、運動をしたり、自分に合ったジムを見つけたりすればいい。(ゲイリー・ジョン・ビショップ)
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状況を変えたければ、意志を変えろ!
ゲイリー・ジョン・ビショップの「あなたはあなたが使っている言葉でできている」の書評ブログを続けます。私たちは自分の状況を変えない限り、泥沼から抜け出せません。今の自分の課題がわかっているなら、それを改善するしか方法はないのです。
状況を変えるために行動する気がないなら、別の言い方をすれば、状況を変える意志がないのなら、どんなにイヤでもそれはあなたが選んだ人生だ。「でも……」と思ったり、ムッときたりした人もいるだろうが、さらに言わせてもらう。あなたが状況を言い訳に使うのは、現状を肯定しているのと同じだ。そんなことはもう終わりにしよう。
自分には「意志がある」と思うことで、自分の行動を変えられます。「何かをする意志があるか?」というアサーティブな質問を絶えず、自分に繰り返すことで、パワーが生まれます。自分はジムへ通う意志があるか?ずっと先延ばしにしていたことに取り組む意志はあるか?人間関係の不安と向き合う意志はあるか?給料アップを求めるか?さもなくばこの最低の仕事を辞める意志はあるか?と問いかけることで、人生は動き始めます。人生は止まってくれはしませんから、意志の表明をすることが欠かせません。
ツキのなさを嘆いたり、他責をするのはやめましょう。外的要因や、状況のせいにするのを金輪際やめるのです。よい大人が子ども時代や、育った環境が悪いと言っても誰も相手にしてくれません。自分の人生が苦しいのを、何かのせいするのは今日でやめましょう。
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「私には意志がある」を口癖にしよう。
人はよく、自分が自堕落で怠惰な人間だと感じるが、それは単に意志がないだけだ。人はみな、「やりたくない」あるいは「できない」と自分に言い聞かせ、何かに取り組むのを避けようとする。
年齢を重ねると楽しかった青春時代や好奇心旺盛な子ども時代のことを忘れる人が多いですが、人は誰でもその状態に簡単にアクセスできます。若い時のエネルギーを取り戻したければ、イタリア、ルネサンス期の有名な哲学者であり政治学者であったニッコロ・マキャヴェッリの言葉を思い出せばよいのです。
大きな意志のあるところに、大きな困難はない。(ニッコロ・マキャヴェッリ)
どんな状況でも、意志さえあれば、乗り越えることができるマキャヴェッリは言います。大切なのは、意志を持てるかどうかで、その意志を持つことによって、人は変われるようになるのです。
今までの生き方に区切りをつけ、望みの人生を始める意志を確認するのです。意志は自分の言葉を変えることで、心の中に湧き出るようになります。12年前に私は断酒に成功しましたが、その時、自分は理想の人生を送ることを決めました。本を出版し、独立するという意志を持ったことで、人生は変わり始めました。自分へのセルフトークを「今日も飲んでから帰ろう」から「著者になろう」と変えたことで、私の人生は激変したのです。
人間は物事を大げさに考えるという点を忘れないでほしい。真実を告白する行為が、サハラ砂漠を横断して帰ってくることのように思えたら、「目を覚ます」「ベッドから出る」「メールを開く」というように、タスクを小分けにして意志を宣言するといい。
多くの場合、私たちが取り組むタスクは思っているよりずっとシンプルで、小さなものなのです。頭の中でタスクを大きくしていますが、実際に行動を始めるとあっという間に終わってしまいます。「私には意志がある」を口癖にして、タスクを小分けにして行動すれば、結果を出せるようになります。
まとめ
「私には意志がある」というシンプルな言葉を口癖にすることで、自分の行動を変えられます。意志の力を持つことで、パワーがみなぎり、ダメな状態から抜け出せます。人はタスクを大きく考えがちですが、タスクを小さくして、行動するようにすれば、意外に簡単に終えられるようになります。
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