1850年代までにはアメリカとヨーロッパにも産業革命が拡がった。農村地帯から都市への人口の流入はとどまるところを知らなかった。そして、とどまるところを知らなかったものがもう一つある。「椅子教」への転落だ。(ジェイムズ・A・レヴィン)
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座りっぱなしは健康リスクが高い?
ジェイムズ・A・レヴィンはGET UP! 座りっぱなしが死を招くの中で、椅子が肥満の原因であることを明らかにしています。椅子依存症が現代人に蔓延し、座りっぱなしが病気や肥満を引き起こしているのです。産業革命がきっかけになり、人々はどんどん利便性を追求し、先進国だけでなく、今や世界中の都市生活者がの椅子依存症に陥り、自分の体調を崩しています。
対象者の背景をみると、未婚者、無職、
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健康のために座る時間を減らそう!
テレビは受け身のメディアのため、長時間のテレビ視聴によって読書など能動的に脳を使う時間が減ることが原因だと研究者は考えています。認知機能を維持するためには、一方通行の受け身のコミュニケーションだけでは問題があります。運動もせずにテレビに自由時間の大半を使うことは、自分の健康に良い影響を及ぼしません。テレビを見る際に、私たちは座っていることが多いので、脳と体の健康を維持したければ、自分の時間と行動を見直し、座らない選択を増やすべきです。
トム・ラスは座らない!: 成果を出し続ける人の健康習慣の中で次のように述べています。
組織のリーダーであるからこそ、正しく食べて、よく体を動かし、しっかり眠らなければなりません。経営者として成果を出すためです。寝不足になったり、運動をサボったりしたら?その場合は「社員を大切に扱う」「良いアイデアを思いつく」「午後に高度な仕事を片付ける」のすべてに失敗しかねません。要するに、毎日最高の状態で働きたいなら、日々の優先順位リストの最上位に「自分の健康」と書き込む必要があります。もちろん簡単ではありません。繁忙期ならなおさらです。しかし自分のためだけでなく他人のためにも、健康を優先しなければならないと肝に銘じておきましょう。(トム・ラス)
リーダーは自分の健康を優先順位の最上位におくべきです。私も独立してから、健康を資産と捉え、体調コントロールに意識を向けるようになりました。そのためには、座る時間を減らして、歩く時間を増やすことにしました。日々の生活の中で「良い選択」が「悪い選択」を上回るようにすれば、健康的に年を取れるようになります。
1週間に7時間以上運動する人のうち、一日の大半を座って過ごす「座位グループ」とそうでない「活動グループ」に分けて比べてみたところ、座位グループの死亡リスクは活動グループと比べ50%以上高くなったそうです。死因を心臓病に限ると、座位グループの死亡リスクは2倍にはね上がります。このデータを見れば、座っていることがリスクであることを理解できます。
ルーティン化した生活の中で、座っている時間を減らし、少し余計に動くことで、健康を維持できるのです。オフィスや自宅で、立ち上がることを意識し、それを習慣化しましょう。
まとめ
現代人の働き方が変わり、座る時間が伸びています。これが心と体の健康に悪影響を及ぼしています。自分の時間と行動を見直し、座る時間を減らしましょう。ルーティン化した生活の中で少し余計に動くことにフォーカスすることで、健康を維持できるようになります。
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