座りっぱなしは健康リスクが高い?

1850年代までにはアメリカとヨーロッパにも産業革命が拡がった。農村地帯から都市への人口の流入はとどまるところを知らなかった。そして、とどまるところを知らなかったものがもう一つある。「椅子教」への転落だ。(ジェイムズ・A・レヴィン)


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座りっぱなしは健康リスクが高い?

ジェイムズ・A・レヴィンGET UP! 座りっぱなしが死を招くの中で、椅子が肥満の原因であることを明らかにしています。椅子依存症が現代人に蔓延し、座りっぱなしが病気や肥満を引き起こしているのです。産業革命がきっかけになり、人々はどんどん利便性を追求し、先進国だけでなく、今や世界中の都市生活者がの椅子依存症に陥り、自分の体調を崩しています。

座っている間に、私たちは何をしているかのでしょうか。英国ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の研究者はここに注目し、調査を行いました。2002年から始まった50歳以上の男女を対象としたパネル調査「ELSA」から3662人分のデータを抽出し、08~09年のテレビ視聴時間と6年後の記憶力との関係を調べました。

解析対象者の平均年齢は67.1歳、男性が43.7%で、7割以上が既婚者でした。テレビ視聴時間は①1目2.5時間未満が19.6%、②2.5~3.5時間が19.1%、③3.5~4.5時間が18.4%、④4.5~7時間が23.4%、そして⑤7時間以上が19.6%でした。多くの人が座りながら、テレビを見ていることがわかります。

対象者の背景をみると、未婚者、無職、低所得者層で視聴時間が長く、男性よりも女性の視聴時間が長い傾向が認められたそうです。対象者は登録時と6年後に10個の単語を記憶し、他の課題に取り組んだ後にできるだけ思い出す「言葉の記憶力」テスト、1分間にできるだけ動物の名前をあげる「意味流ちょう性」テストを受検しました。

身体の健康や座位時間などの影響を調整して、テスト結果とテレビ視聴時間との関係を解析したところ、1目3.5時間以上のテレビ視聴で、言葉の記憶力が明らかに低下しました。一方、意味流ちょう性への影響は認められなかったとのことです。長時間座り続け、テレビを見ることが体の健康だけでなく、脳によくないことがわかりました。

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健康のために座る時間を減らそう!

テレビは受け身のメディアのため、長時間のテレビ視聴によって読書など能動的に脳を使う時間が減ることが原因だと研究者は考えています。認知機能を維持するためには、一方通行の受け身のコミュニケーションだけでは問題があります。運動もせずにテレビに自由時間の大半を使うことは、自分の健康に良い影響を及ぼしません。テレビを見る際に、私たちは座っていることが多いので、脳と体の健康を維持したければ、自分の時間と行動を見直し、座らない選択を増やすべきです。

トム・ラス座らない!: 成果を出し続ける人の健康習慣の中で次のように述べています。

組織のリーダーであるからこそ、正しく食べて、よく体を動かし、しっかり眠らなければなりません。経営者として成果を出すためです。寝不足になったり、運動をサボったりしたら?その場合は「社員を大切に扱う」「良いアイデアを思いつく」「午後に高度な仕事を片付ける」のすべてに失敗しかねません。要するに、毎日最高の状態で働きたいなら、日々の優先順位リストの最上位に「自分の健康」と書き込む必要があります。もちろん簡単ではありません。繁忙期ならなおさらです。しかし自分のためだけでなく他人のためにも、健康を優先しなければならないと肝に銘じておきましょう。(トム・ラス)

リーダーは自分の健康を優先順位の最上位におくべきです。私も独立してから、健康を資産と捉え、体調コントロールに意識を向けるようになりました。そのためには、座る時間を減らして、歩く時間を増やすことにしました。日々の生活の中で「良い選択」が「悪い選択」を上回るようにすれば、健康的に年を取れるようになります。

1週間に7時間以上運動する人のうち、一日の大半を座って過ごす「座位グループ」とそうでない「活動グループ」に分けて比べてみたところ、座位グループの死亡リスクは活動グループと比べ50%以上高くなったそうです。死因を心臓病に限ると、座位グループの死亡リスクは2倍にはね上がります。このデータを見れば、座っていることがリスクであることを理解できます。

ルーティン化した生活の中で、座っている時間を減らし、少し余計に動くことで、健康を維持できるのです。オフィスや自宅で、立ち上がることを意識し、それを習慣化しましょう。

まとめ

現代人の働き方が変わり、座る時間が伸びています。これが心と体の健康に悪影響を及ぼしています。自分の時間と行動を見直し、座る時間を減らしましょう。ルーティン化した生活の中で少し余計に動くことにフォーカスすることで、健康を維持できるようになります。

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この記事を書いた人
徳本昌大

 
●複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。

●多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。

●著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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