藤吉豊氏と小川真理子氏の「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。の書評


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「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
著者: 藤吉豊&小川真理子
出版社:日経BP

本書の要約

本書は文章術の100冊の名著から40の共通ノウハウをピックアップしています。まずは、『文章はシンプルに』
、『伝わる文章には「型」がある』、『文章も「見た目」が大事』などの7つのルールを身につけましょう。40のルールの半分を身につけるだけで、文章力は劇的にアップするはずです。

文章力を向上させる7つのルール

映えある1位は、「文章はシンプルに」です。「不要な言葉を省く」「簡潔に書く」「1文を短くくする」「贅肉を落とす」「枝葉を切り取り幹だけを残す」など表現に違いはあるものの、「シンプルに書く」ことの大切さは、100冊中53冊に記されていました。(藤吉豊&小川真理子)

11年間に渡り、毎日、このブログを書き続けていますが、いまだに完璧な文章を書けずにいます。自分の文章のレベルを高めたいという思いは人一倍強いのですが、我流からなかなか抜け出さずにいます。世の中にはたくさんの文章術の本があり、このブログでも何冊かを今までに紹介してきました。実は文章が上手い人のノウハウには共通点があります。ライターの藤吉豊氏と、小川真理子氏の2人は、名著100冊を読み込み、文書がうまくなえるノウハウを洗い出してくれました。

本書「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。を読めば、確実に文章のレベルをアップできそうです。実際、以下の7つの最重要ポイントを押さえるだけでも、文章を読みやすくできます。著者の2人が見出した1位~7位のルールを身につければ、文章力を向上できると言います。

1位 文章はシンプルに
2位 伝わる文章には「型」がある
3位 文章も「見た目」が大事
4位 文章は必ず「推敲(すいこう)」する
5位「わかりやすい言葉」を選ぶ
6位 比喩(ひゆ)・たとえ話を積極的に使う
7位 接続詞を「正しく」使う

文章をシンプルに書くことで、読者に内容が伝わりやすくなります。無駄のない文章は読み手の負担を減らし、理解を深めます。文章を短くすることで、リズム感が生まれ、より読みやすくなります。削っても文章の意味が変わらない言葉は、できるだけ省略するとよいでしょう。

■削りやすい言葉の一例
(1)接続詞……「そして」「しかし」「だから」など
(2)主語………「私は」「彼が」など
(3)指示語……「その」「それは」「これは」など
(4)形容詞……「高い」「美しい」「楽しい」「嬉しい」など
(5)副詞………「とても」「非常に」「すごく」「かなり」など
(6)意味が重複する言葉
・まず最初→最初に
・思いがけないハプニング→ハプニング
・馬から落馬する→落馬する
・はっきり断言する→断言する
・余分な贅肉→贅肉 など

1文の長さは60文字以内にし、ワンセンテンス、ワンメッセージにするとよいと言います。何度も読み返さなくとも理解できるよう、書き手が気を使うことで、文章は一気に読みやすくなります。

ひらがなって漢字よりも『ゆっくり読ませる』ものなんです。『大人』よりも『おとな』のほうが、テンポとして遅く読んじゃう感じがするでしょう。反対に、漢字のほうがするすると速く読むことができます。(三宅香帆)

改行のタイミング、段落の区切り方、句読点の打ち方、表記(漢字とひらがな)によって、見た目だけでなく、文章のリズムが変わります。私は以前、有名なブロガーから、余白で読みやすい印象を与えるべきだとアドバイスを受けました。それ以降、改行やひらがなや漢字のバランスに注意を払うことで、ルックスのよい文章をつくれるようになりました。

とにかく、毎日文章を書こう!

1、「結論が先、説明があと」の「逆三角形型」が基本
2、説得力を高めたいときは 「結論→理由→具体例→結論」の「PREP法」
3、論文は「序論→本論→結論」の「三段型」で書く

型に当てはめることで、6つのメリットを得られます。
(1)どの内容を、どの順番で書けばいいのか迷わない。
(2)書くスピードが速くなる。
(3)文章の流れが良くなる。
(4)情報の過不足がなくなる。
(5)論理展開が破綻しにくい。
(6)結論がはっきりする。  

頭の中に浮かんだことを浮かんだ順番で書くより、型に合わせて書いたほうが、伝わりやすい文章になります。結論を先に書く、一番伝えたいことを冒頭に書くことで、読み手は概要がつかめ、理解が深まります。

また、「PREP法」という型を活用することで、文章の説得力が高まります。
PREP法の4つの要素
・P(Point)=ポイント、結論  「○○○○の結論は○○○○です」
・R(Reason)=理由  「なぜならば、○○○○だからです」
・E(Example)=事例、具体例  「実際に、○○○○といった事例がありました」
・P(Point)=ポイント、結論、まとめ  「したがって、○○○○の結論は○○○○になります」
PREP法は結論を2度書くことで、内容がより伝わりやすくなります。

但し、論文やレポートはこの限りではありません。論文に求められるのは「結論の正しさ」ではなく、「結論に行き着くまでの展開の正しさ」なのですから、結論は最後に書くようにしましょう。

100冊から抽出した40項目のうちの7位までは、文章を書くときの最低限のルールになります。20位まで身につければ、「文章がうまい人」になれ、40位まで身につければ、「プロ級の書く力」が手に入ります。以下8位から20位までのノウハウを紹介します。

8位 思いつきはメモに、思考はノートにどんどん書く
9位「正確さ」こそ、文章の基本
10位「名文」を繰り返し読む
11位 主語と述語はワンセット
12位 語彙力をつけろ、辞書を引け
13位 「、」「。」をテキトーに打たない
14位 段落はこまめに変える
15位 とにかく書く、たくさん書く
16位 「わかりにくい」と思ったら修飾語を見直す
17位 「書き出し」にとことんこだわる
18位 「読み手」を強く意識する
19位 「は」と「が」を使い分ける
20位 名文を書き写す・まねる

言葉は、下手でもなんでもいいから、どんどんアウトプットしたほうがいい。とにかく、量があって初めて質が生まれるのだ。(略)コピーライターも100案、1000案と書くから、いいコピーとは何かがわかるようになる。(三浦崇宏)

・20分でも30分でもいいから、毎日時間を決めて書く
・決めた時間はとにかく手を動かし続ける
・書く機会を増やす

文章は書き続けていないと書けなくなりますし、上手になりたいと思って書き続けないと、決してうまくはなりません。私はブログを毎朝、書くことを日課にしています。とにかく書き続けることを課すことで、以前よりも文章を書くことが苦でなくなりました。私はこの11年間で7000本のブログを書きましたが、量を書くことで文章のレベルを高めることができました。

文章を書くことは、話す、聞く、読むことのように半ば自然発生的なものではなく、強制されてようやく身につくさび能力であり、それも使っていないとすぐに錆つくという厄介な能力なのである。(井上ひさし)

文章の書き方については、たくさんの本が書かれていますが、どの本を選べばよいかで悩む人も多いはずです。
著者の2人はそうした読者の課題を解決するために、100冊のノウハウを40の項目にランキングしてくれました。本書を読めば、確実に文章力を向上できます。今日紹介できなかった21位から40位のノウハウを知りたい方は、ぜひ本書をご一読ください。

ブロガー・ビジネスプロデューサーの徳本昌大の5冊目のiPhoneアプリ習慣術がKindle Unlimitedで読み放題です!ぜひ、ご一読ください。

 

 

 

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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