DaiGo氏の 短期間で“よい習慣”が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術の書評


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短期間で“よい習慣”が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術
著者:DaiGo
出版社:ゴマブックス

本書の要約

習慣化を難しいと考えるのをやめ、日頃の生活に取り入れることで、結果を出せるようになります。人の行動の40%以上が習慣で成り立っていると言われているのですから、一旦、よい習慣を身につけてしまえば、人生のほぼ半分を自分の思い通りにコントロールできます。

習慣化の3つの誤解に陥るな!

習慣化には精神力が必要で、意志が弱い人間には無理だと考えている人も多いのですが、その認識がそもそも間違っています。習慣化に必要なのは、意志のカではなくテクニックです。ノウハウさえ知っていれば、ほとんど無意識のうちに「良い習慣」を次々と身につけていけます。それによって人生を思いどおりにできるようになるのです。習慣化するためのテクニックを知っているか知らないかで、人生は大きく左右されるといっていいでしょう。(Daigo)

このブログのメインテーマは習慣術ですが、翻訳本を中心に様々な書籍を紹介してきました。今日は、難しいことをわかりやすく説明してくれるDaiGo氏の一冊を取り上げ、習慣化について学んでいこうと思います。

著者は多くの人は習慣は辛いものだと誤解していると言います。習慣化の3つの誤解に陥ることで、自分の可能性を狭めています。
■習慣化の3つの誤解
誤解①習慣づくりはつらい→むしろ習慣にしてしまったほうがラク!
誤解②自分の行動は自分の意志でコントロールしている→人生の半分は習慣でできている!
誤解③習慣をつくるには強い意志力が必要→むしろ小さな習慣を行うことで意志が強くなっていく!

13年前の私はアルコール依存に悩んでいましたが、習慣化の本を大量に読み、そこから学ぶことで、断酒に成功できました。人の行動の40%以上が習慣で成り立っていると言われているのですから、悪い習慣を良い習慣に置き換えられれば、結果が変わります。良い習慣をたくさん身に付けることで、人生のほぼ半分を自分の思い通りにコントロールできます。

本書に書かれているテクニックを実践することで、悪い習慣を断ち切り、良い習慣を身につけられると思います。早速、本書のエッセンスを紹介していきます。

習慣化の5つの最強テクニック

新しい習慣を身につけようとするときには、その行動を「やりやすいようにすること」がまず大切です。意志の力で「これをやる!」、「これを続ける!」と考えただけではなかなか継続できないものだからです。ですから、習慣化したい行動がある場合は、できるだけ面倒な部分を省いて、「気がついたらやっていた」というくらいに手間を減らしたやり方ができないか、と、常に考えるようにしてください。

1、20秒ルール(手間を減らす)
習慣にしたいことを難しく考えずに、まずは、20秒でできることから始めてみましょう。例えば、ジムに行くことを習慣にしたければ、清潔なトレーニングウエアを着て寝たり、スニーカーを用意するだけで、次の行動にフォーカスできます。これはこのブログでもおなじみのショーン・エイカーのテクニックです。ラクすることをよしとして、20秒でできる行為を積み重ねていきましょう。

悪い習慣をやめたい時にも、この20秒ルールが使えます。手間を減らすのではなく、逆に増やすことで、悪い習慣を面倒なものに変えてしまうのです。テレビをやめたければ、リモコンから電池を抜いて、行動のハードルをあげれば良いのです。

2、マジックナンバー4
何かを始める時に「4」という数字を意識するのも効果があります。まず、週4回習慣にしたいものを実践してみるのです。挫折しないためには、6週間続けると良いという調査結果もあります。60分の運動を週2回行うのではなく、30分の運動を週4回やり、8週間続けられれば、苦手だった運動を習慣化できてしまうのです。

3、起きてすぐの時間を使う
朝起きてすぐの時間を使うと、習慣化がうまくいきます。起きてすぐのタイミングでは、ストレスホルモンのコルチゾールの濃度が高まります。結果、脳は覚醒し、目の前のことに最大限、適応しようとします。その状態の時に新しい取り組みをすれば、集中でき、身につきやすくなるというわけです。私も起きたての時間を書く時間にすることで、日記とこのブログを習慣化できました。

4、スモールステップとビッグエリア
目標に向けての行動のステップを出来るだけ細かく切り刻み、行動のチェックリストを作ります。それを一つ一つこなすことで、自分が前進していることを確認できます。そして、ビッグエリアを設定し、自分が今どこにいるかを確認するようにしましょう。このビッグエリアを設定することで、モチベーションを失わずに、行動を継続できるようになります。

お酒をやめる時に半年間飲まなければ、本当にアルコールから離れられると考え、断酒をスタートしました。その際、このスモールステップを取り入れました。夜眠る前に、「今日1日お酒を飲まなかった!すごいな自分」とほめ、「明日も飲まない1日にしよう!」と決意を固める儀式を始めました。そして、ビッグエリアを1週間ごとに設定し、ゴールまでの距離を確認したのです。これを繰り返すうちに、1ヶ月、3ヶ月の壁を乗り越え、半年間の目標を達成し、完全にお酒をやめることができました。

5、If then プランニング
「○○したら××する」の形で、行動のルールをつくると、脳が勝手に習慣化してくれます。目標達成を妨げる行動を引き起こすこと(if)を見つけ、それを新しい行動(then)に置き換えていきます。アルコールが飲みたくなったら、炭酸水を飲むと決め、私は頑なにそれを守ることで、お酒をやめられました。また、このブログを10年以上継続できたのも、朝起きたら、パソコンを開くことを自分の習慣にしたおかげです。

習慣化の5つのテクニックを取り入れることで、自分の人生を変えることができます。
1、20秒ルール(手間を減らす)
2、マジックナンバー4
3、起きてすぐの時間を使う
4、スモールステップとビッグエリア
5、If then プランニング

習慣化を難しいと考えずに、本書のテクニックを取り入れ、目標を達成しましょう。悪い習慣を良い習慣に置き換えることで、人生をより豊かにできます。

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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