読書が最強のライフハックである理由


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シリコンバレー式超ライフハック
著者:デイヴ・アスプリー
出版社:ダイヤモンド社

本書の要約

読書は最強のライフハックです。著者が数十年かけて蓄積した経験と知恵を注ぎ込んだ多くの書籍を自分の人生に取り入れることで、アイデアの幅が広がります。超速学習法「FAST」を活用することで、より速く、よる効果的に学べるようになります。

読書が最強のライフハックである理由

読書は強力なハックだ。(デイヴ・アスプリー)

デイヴ・アスプリーシリコンバレー式超ライフハック書評を続けます。本書には様々なハイ・パフォーマーが登場しますが、ジム・クウィクは、速読、記憶改善、脳パフォーマンス、加速化学習のエキスパートとして世界的に知られています。彼は今までにフォーチュン500社のCEOを多数、トップクラスの映画俳優を何十人も指導してきました。レストランでは、ジムはテーブルに来る店員全員の名前を覚えることで、店員との関係をよくします。記憶力を活用することで、人間関係も改善できるのです。

ジムは読書の研究をしていますが、それは、読むことが学習の基本だと考えているからです。

著者が数十年かけて蓄積した経験と知恵を注ぎ込んだ1冊の本を1日とか2日で読んで、その内容を取り込めるのだから、読書は強力なハックだと言える。

私も読書は最強のライフハックだと考え、1日に数冊のペースで本を読むようにしています。著者たちの多様な情報をつなげることで、よいアイデアが生まれます。

ジムの超速学習法「FAST」をマスターすることで、より効果を得られます。このFASTは、飛ばし読みをして大意を把握する伝統的な速読とは異なります。ジムの読書法は、集中力を高めて読む方法なので、ただ速く読むだけでなく、読んだことを効率的に学び、記憶することができます。

超速学習法「FAST」を実践しよう!

F:FORGET(忘れる)  空にしなければ入れられない
私たちは多くの情報を捨てて、新しいものを入れられるスペースを作るべきです。自分の世界に安住するのをやめ、新しいことを学ぼうとすべきです。知っていることを一時的に忘れなければ、新しいことは学べません。いま学ぼうと集中していること以外のすべてを忘れるようにして、目の前の一冊に集中しましょう。ジムによれば、一度に集中できる情報は、7つだけだと言います。余計なことを考えずに、本に集中し、最大限に学ぶようにすべきです。

A:ACTlVE(能動的) 自ら創造する
集中力を身に付けることで、短時間で学び、結果を出せるようになります。「21世紀の教育は創造性に基づくものであるべきだ」とジムは言います。積極的に学びに参加し、インプットしたものはアウトプットするのです。積極的にノートを取り、ノートを取り、学んだことを共有することで、記憶が定着します。

ジムはノートの中央に線を引き、左側は「キャプチャー・ノート」、右側を「クリエイテイブ・ノート」として使います。左側の「キャプチャー・ノート」には、学んだ情報やアイデアを書いていきます。右側の「クリエイテイブ・ノート」には、学んでいることに関する印象、自分の考え、疑問を書きます。この方法を使えば、脳全体を学習に没頭させることができ、より速く学び、より多く記憶できるようになります。

S:STATE(状態) 脳と身体のコンディションを整える
脳と身体のコンディションやムードをよくすることで、よりよい結果を得られます。環境を変え、コンディションをよくすることで、インプットの質と量を変えられます。

T:TEACH(教える) 教えることでわかることがある
人に教えることで、新しいテーマや技能を素早く学べます。ほかの人に説明するという意識を持つことで、より多くの情報を吸収できます。

私は日々、この書評ブログを書いていますが、ブログを書くことで、この「FAST 」を実践することに気づけました。毎朝ブログを更新するためには、コンディションを整え、集中力を高める必要があります。メモをとり、記事をかき、それを校正することで、記憶が定着します。アウトプットを前提にする読書は、人に教えることと同義です。毎日ブログを更新することで、私は様々な知識や体験を身に付けていたのです。仕入れた情報が脳の中で結びつくことで、新しいアイデアが浮かび、パフォーマンスをアップできていたのです。

 

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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