在宅勤務で生産性を高める方法


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不安に克つ思考 賢人たちの処方箋
著者:リンダ・グラットン ほか
出版社:講談社

本書の要約

在宅勤務で生産性を高めるために、リーダーは次の3つのことを実践しましょう。①従業員一人ひとりの状況を理解し、それにあった対応をする。②一緒に働く時間を作り、スケジュールを共有する。③同じような状況にある人びとのコミュニティーを作り、助け合えるようにする。

在宅勤務を効率的にするために今すぐできる3つのこと

子どものいる家庭で仕事をするとなると、仕事、子どもの世話、仕事、昼食の準備、仕事、乳児と遊ぶなど、何度も仕事と家庭の問の行き来が求められ、集中力や生産性、創造性も低下する。(リンダ・グラットン)

今回のコロナ禍で、私たちの働き方は大きく変わりました。在宅勤務が当たり前になる中で、多くのリーダーやビジネスパーソンがペインやストレスを感じています。通勤という儀式があることで、私たちはプライベートとビジネスを明確に区別していましたが、自宅で働く際には、マインドセットの切り替えがうまくいかないことがあります。特に子育て世代が在宅勤務をする場合には、様々なタスクを切り替える必要があり、生産性や集中力を低下させています。

ロンドン・ビジネス・スクールの管理経営学教授のリンダ・グラットンは、今回のコロナ禍の中で苦悩するビジネスパーソンとの対話を続ける中。在宅勤務を効率的にするために今すぐできる3つのこと明らかにしました。これらの改善策を取り入れることで、在宅勤務のペインを取り除けるようになり、組織の目標を達成できるようになります。

1、従業員一人ひとりの状況を理解し、それにあった対応をする
在宅勤務者にアンケートを実施することで、リーダーはメンバーの状況を理解できます。若い社員が社会的に孤立することでストレスを感じていた企業では、毎日11時半にオンラインでのコーヒーブレイクタイムを設けました。子育て社員が多い場合には、通常の勤務時間を子育てに充てることを許容し、異なる時間帯に働いてもよいようにすることで、メンバーのストレスを軽減できます。

2、一緒に働く時間を作り、スケジュールを共有する
企業によっては、社員と一緒に新しいスケジュールを積極的に作っているところもあります。企業の幹部が、社員とともに「オン」の時間帯と「オフ」の時間帯を決め、スケジュールをチームメンバーと共有し、タイムリーな対応ができる時間を明らかにしました。働く時間割を共有することで。メンバーの仕事と家庭の切り替え回数が制限されるようになり、社員の不安が軽減されます。

3、同じような状況にある人びとのコミュニティーを作り、助け合えるようにする
同じような状況にある社員同士が出会えるプラットフォームを作ることで、互いにアドバイスや相談ができるようになります。コミュニティをつくることで、アイデアが生まれやすくなり、クリエイティブに働けるようになります。

コロナ禍の働き方の4つの変化と求められる対応

長く在宅勤務をすることで人びとは必然的に新しい習慣を身につけ、さまざまな期待を抱くようになる。パンデミックが収まって人と距離を取る必要がなくなったら、すぐになくなる習慣もあるが、明らかなメリットがあって継続的に仕事に取り入れられていくものもあるだろう。

私の働き方も今回のコロナ禍で大きく変わりました。在宅とリアルのハイブリッドな働き方が当たり前になりましたが、今後もこれを続けたいと思います。オンライン会議を前提とした働き方を今後も続けたいと思います。

リンダ・グラットンは、今後も残りそうな4つの習慣を紹介しています。
1、オンラインの会議は今後も続く
経営幹部は今後もより多くのテクノロジーを受け入れ、通勤や出張を減らすということを前提にしていく必要があります。

2、働く時間帯を柔軟に変える
家庭内で複数の仕事とプライベートの境界を管理するのは難しく、ストレスが溜まります。しかし、働く時間を区切るなどの短期的な対策によってその負担は軽減され、新しい働き方を生み出すきっかけになっています。リーダーは、メンバーが柔軟に時間を使えるようにすることを奨励すべきです。

3、対面で働く良さを戦略的に考える
スタンフオード大学の経済学者ニコラス・ブルームは、2010年から2011年の9ヵ月間に自宅で勤務した中国の旅行会社のコールセンター従業員に対して、継続的にその経験を調査しました。その結果、半数の社員が通勤に平均80分をかけてでも、オフィスで働きたいと答えたと言います。

顔を合わせて交流することで組織にどんな効果がもたらされるのかを経営者はよく考え、そのメリットを最大限に生かす必要があります。在宅とリアルのハイブリッドな働き方を検討しましょう。生産性が上がる最適な働き方をメンバーと見つけるのです。

4、子育てに励みたい男性が増えることに対応する
多くの調査結果によると、父親の家事・育児分担は増えているにもかかわらず、働く女性のほうがより大きな負担を強いられています。母親をサポートするために、父親の育児休暇や柔軟な働き方などの問題に企業は積極的に取り組んでいくべきです。

私たちは今回のコロナパンデミックで見つけた新しい働き方を進化させ、逆境に強い組織をつくっていくべきです。リーダーは在宅でも社員の力を引き出す働き方を社員とともに考え、メンバーが自走できる環境を生み出すようにしましょう。その際、社員が自ら動けるようなパーパスやビジョンが重要な役割を果たします。彼らにゴールを認識してもらうことで、在宅でも積極的に働いてもらえるようになります。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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