うまくいく人が仕事以外でやっていること99 (ステファノス・クセナキス)の書評

white flowers on book
うまくいく人が仕事以外でやっていること99
ステファノス・クセナキス
文響社

本書の要約

自分への態度を壮大にすることで、自分の人生を変えることができます。学び続けること、自分に何かを与え続けることで、自分をよりよくできます。自分の中に栄養を与えることを忘れないようにしましょう。自分を大切にし、感謝の気持ちを忘れないことが幸せになるための秘訣なのです。

悪い習慣を良い習慣に置き換えよう!

壮大になったのは、人生に対する態度だ。だから人生も壮大になった。(ステファノス・クセナキス)

アテネの起業家で、本書でベストセラー作家の仲間入りを果たしたステファノス・クセナキスは、日々、生きていることに感謝し、感謝リストを書くことを習慣にすることで、自分の前りの奇跡を増やしていきます。リストを書くことで、世の中にある良いことや美しいことに敏感になれます。感謝の記録を書き続けることで、自分の人生をよりよくできるのです。

私もこの4年間、毎日感謝日記を書き続けていますが、日常に感謝のタネを見出すことで、幸せな気分を味わえます。日常にある素晴らしいことにアンテナを立てることで、小さな幸せを見つけられるようになります。小さな幸せを積み重ねることで、幸福度をアップできるのです。

やり方は簡単でカフェで美味しいコーヒーを飲むたびにありがとうと言い、翌朝それを日記に記録します。読んだ本や出会った人との会話に感謝し、それを日記にまとめるのです。朝、起きた時に感謝日記を書くことで、1日を幸せな気分でスタートできます。これだけで、感謝日記を書く意味があります。

また、自分の時間を有限だと考え、浪費しなくなると人生の後悔を減らせます。著者はやることとやらないことを明確にし、TVを見ることをやめてしまいます。

テレビを見るのをやめてから、僕は1万時間も手に入れた。日に換算すると、1500日。まるまる6年間まぎれもない6年分のお宝だ。もし、この提案が極端だと思ったら、見る時間を制限するだけでもいい。たった1日1時間見るのを減らすだけで、365時間になる。週40時間働くとして、9週間分だ。たいていの人は1年が12カ月だけど、こうすれば14カ月あることになる。この2カ月は、自分自身と、自分の夢に対する贈り物だ。

私は15年前にお酒をやめることを決断しましたが、著者がTVをやめたのと同じような効果を得られました。断酒によって得られた時間を自己投資に割り振ることで、読書とアウトプットに時間を使えるようになったのです。悪い習慣(お酒)を良い習慣(読書)に置き換えることで、結果を出せるようになったのです。

新たな学びが選択肢を広げてくれる!

人間の脳には何億もの神経系ニューロンがある。人が考えたり、行動したりすると、ひとつのニューロンが他のニューロンとっながって、通路を形成する。各ニューロンは何千もの他のニューロンと手をつなぐことができる。でも、実際には、同じニューロンどうしが繰り返しつながることが多い。これが習慣というやつだ。

人間の脳にあるニューロンは、用水路のようなものだと著者はしてします。いつもと同じことをしていると、ニューロンのつながりを増やせません。想像力を強化するためには、異なるニューロンをつなぐ必要があります。

そのためには、今までとは異なることを始める必要があります。悪い習慣という鎖を断ち切って、新たなチャレンジを始めましょう。例えば、いつも走ってるなら、あえて休憩したり、TVを見る時間を読書に置き換えてみましょう。通勤する道を変えたり、降りる駅を変えるだけでも、さまざまな気づきを得られます。

いつもと違う本を読むこと、新たな勉強会に参加することで自分の選択肢も広げられます。

知識があれば、選択肢が広がる。選択肢が広がれば、いい結果が出る。いい結果が出れば、いい人生が送れる。

いい選択肢を生み出すには、学び続ける必要があります。著者という巨人の肩に乗ることで、見える景色が変わります。優秀な人たちが積み重ねてきた知識や体験を知ることで失敗を防げます。自分の知識と体験を掛け合わせることで、新しいアイデアが生まれます。

勉強会や講座に参加することで、新たな出会いがデザインでき、そこから新しい仕事が始まることがあります。学びをやめないことが、自分の人生の可能性を広げてくれるのです。

自分自身の面倒をみよう。 世界一の重要人物みたいに。 だって実際世界一だから。 ただ、そう言われていないだけ。

自分に何かを与え続けることで、自分をよりよくできます。自分の中に栄養を与えることを忘れないようにしましょう。自分のために良い環境に身を置くこと、素晴らしい人たちとの時間を過ごすことで、自分を変えられます。自分を大切にし、感謝の気持ちを忘れないことが、幸せになるための秘訣なのです。


この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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