超ミニマル主義(四角大輔)の書評

cup filled with coffee frother on saucer
超ミニマル主義
四角大輔
ダイヤモンド社

本書の要約

モノや情報、タスク、人間関係を身軽にすることでパーフォーマンスをアップできます。自分が抱えるタスクや荷物を「最小限=ミニマル」に減らすことで、自分の可能性を「最大限=マックス」に引き出せるようになります。
自分の思考と行動を見直し、良い習慣を身に着け、集中力を高めましょう。

超ミニマル主義とは何か?

極限まで「最小・最軽量化」することで、本当に大切なことに集中できるようになる。(四角大輔)

現代人の多くは大量な荷物やタスクを抱え、身動きが取れない状態になっています。新製品が発売されるたびに、デジタルギアや洋服をついつい買ってしまう人も多いのではないでしょうか?無駄なモノやタスクが増えることで、人はそれに費やす時間が多くなり、本当にやりたいことに時間を使えなくなります。

執筆家の四角大輔氏は「不要な荷物」を減らし、「余計な荷物」を背負わないようにすることで、目の前のことに集中できるようになると述べています。モノ、情報、タスク、空間、スケジュール、人間関係、ストレスを「最小・最軽量化」することで感覚が研ぎ澄まされていきます。

モノやタスクにとらわれなくななることで、判断力が向上し、自分の中の迷いも減らせます。ミニマリストになることで、大切なことに集中できるようになるのです。 結果、自分のパフォーマンスを高めることができるようになります。私も不要なモノ(酒)と距離を置くことで、自分の人生をやりなおすことができたので、著者の考え方に共感を覚えました。

自分の荷物を軽くするためには、以下の8つのメソッドを実践するとよいでしょう。
1. 最も大切なことに集中するために、他のすべてを手放す。
2. 身軽さ、自由度の高さ、遊び心が、潜在能力を最大化する。
3. 最短時間で最大効果、最小労力で最大パフォーマンスを。
4. 仕事を愛し、楽しんで働くことで最高のアウトプットを。
5. 心を軽くするために、体の負担と環境負荷を最小化する。
6. 上質な成果を出し続け、持続的に働くために暮らしを整える。
7. 時間に極端なメリハリをつけて初めて、人生は豊かになる。
8. 仕事は究極の遊びであり、働き方は生き方である。

私は断酒することで、夜型の生活スタイルを朝型にシフトし、パフォーマンスをアップできました。朝時間は誰にも邪魔されずに、自分の好きなことを楽しめます。

毎朝、早起きをし、昨日を振り返り、日記を書くことで内省の時間を持てるようになりました。朝時間に自分のパーパスとビジョンを確認し、今日やることをイメージし、そのストーリーに基づいて行動します。その後、この書評ブログを執筆することで、自分の頭を整理します。毎朝のルーティンを決め、朝から本当にやるべきことに集中することで、仕事がうまくいくようになりました。

思考と行動のパターンを変えよう!

「考え方を変える→思考と行動パターンを変える→それを習慣化する→未来を変える」だと信じ、これまでの人生をデザインしてきた。自身の人体実験を経た今、それは正しかったと確信している。

自分の思考パターンと行動パターンが変えることで、私たちは全く別人に生まれ変われます。断酒すると決め、大好きだったお酒と距離を取る際に、私は自分の悪い習慣を書き出しました。

夜のお酒の時間、翌日の二日酔いの状態がなくなることで、私の体調は劇的によくなりました。自分の体調がよくなることで、活力を取り戻せました。飲む時間を自己投資に置き換えることで、結果を出せるようになったのです。

理想の自分になると決め、読書とアウトプット、勉強会へ参加することで、生活パターンが変わり始めました。悪い習慣をよい習慣に置き換えることで、半年後には自分に対する自信も深まりました。44歳のときに断酒を実行したことで、自分の人生をよりよいものに変えられました。

世間で「絶対」とされることや、業界や部署での「あたり前」に遭遇する度、「今でも機能しているか。それは本当に理にかなってるか」と、自分の頭で考えてほしいんだ。もし、「職場や業界の外では通用しない常識」「上司が独断で決めた無益なルール」があったら、まず信じない方がいい。

自分がパフォーマンスを出すために必要なことがあれば、それを積極的に試してみましょう。ストレスを感じることがあれば、それを避ける方法を考えるのです。

私は夜のミーティングを避けるようにしています。18時以降のミーティングを入れないことを自分のルールにしています。また、取締役、コンサルタントという仕事柄、脳が疲れたときには、すぐに休息を取るようにしています。脳が疲れたまま、仕事を続けてもパフォーマンスを発揮できません。

『日々の仕事で感じる、「小さな違和感」や「ちょっとした不快感」を疑うようにすべきだ』と著者は指摘します。世の中の常識に反する思考や行動があなたの未来を変えてくれます。過去の働き方を変えたり、自分の身を軽くすることで、集中力を取り戻せ、本当にやりたことに時間を使えます。


この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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