運が味方する神習慣
藤原美津子
フォレスト出版
運が味方する神習慣(藤原美津子)の要約
神様との結びつきを強め、運を自分の味方にする習慣や方法を身につけることで、人生やビジネスに好影響を与えてくれます。成功者の多くは、神様との深い関係を大切にし、そのつながりを強化しています。彼らは無意識のうちに「神と人」という関係を重んじる思考パターンを身につけ、それが成功への鍵となっているのです。
有名な経営者が神様とつながる理由
神様とつながる小さな習慣が、あなたの運命を大きく変える。(藤原美津子)
本書は、神道研究家である藤原美津子氏が多くの経営者やビジネスパーソンを指導してきた経験をもとに、神様との接し方や神社へのお参り、運気を上げる習慣などを紹介しています。
成功している経営者たちがなぜ神社のお参りをし、会社に神棚を祀るのかという疑問について、本書で答えを教えてくれています。藤原氏は、これまで8000人以上の経営者や経営幹部に対して神様との接し方や神参りの方法を指導してきた実績を持つ、神様のプロフェッショナルです。
出光興産の出光佐三氏、パナソニックの松下幸之助氏、日本電産(現ニデック)の永守重信氏といった一流の経営者たちには、才能や能力、努力、時代を読む目、情熱といった共通点がありますが、それだけではありません。「経営の神様」「カリスマ経営者」と称される彼らの背後には、神社への深いつながりと運を大切にしているという点も共通しています。
彼らはビジネススキルやリーダーシップの能力に加えて、神社とのつながりや運に対する信念も重視していたのです。実際、永守氏の書籍には京都の九頭竜大社につながることで運気を高めたと書かれていました。
私自身も毎朝神社にお参りすることで、自分の気持ちを整えています。朝早く起きて、神社へ向かう時間は、私にとって特別な時間です。神社で朝時間を過ごすことで、心が落ち着き、穏やかな気持ちになれるのです。
自分との対話の時間や感謝の時間を持つことで、運気を高めることができます。実際、神社へのお参りを習慣化することで、私の人生も好転しましたため、著者のメッセージには共感を覚えます。
本書では、仕事での成果を上げたい人や会社を経営している人、運を良くしたい人に向けて、神習慣やその実践方法を紹介しています。初詣に3回行くことや、神社でのお参りの方法、神棚の設置方法などが具体的に書かれています。
神社参りや神棚の設置は、日本の伝統的な文化であり、多くの人々にとって重要な習慣です。これらの習慣を取り入れることで、仕事や人生の成功に繋がる可能性があります。
運気をよくする神習慣とは何か?
「神の意に叶っているか否か」をお考えになる方は、目先の損得で判断するよりも、たとえ困難な道を歩もうと、何年か後の大きな布石となるために目を向ける。またたとえ小さなことであっても「神に代わって、世の中を動かすこと」。つまり『世の中の役に立つ」ことを好まれるようです。だからほかの人以上の強い力が得られるのでしょう。
成功において重要なのは、単に「人の上に立ち、お金持ちになりたい」という思いよりも、「人の上に立つからこそ、神の意に沿った考えで人々を導き、幸せにしよう」という思考の転換です。このような考え方の変化が、成功を大きく左右すると言われています。
成功している人々は、無意識のうちにこのような「神と人」との関係を重視する思考パターンを身につけています。神の意に沿う思考の転換は、大きな成功への第一歩(神習慣ゼロ)なのです。
本書には30の神習慣が紹介されています。
・神様がもたらす「運」のカを信じてみる。
・神様と接する優先順位を上げる
・神様とのとつながり「点」から「線」に変える。
・神様とのご縁をつくる
・初詣には3回行く
・神様には声を出して言う。
・感謝の言葉を口癖にする
もしもあなたが、何か成したいことや達成したい目標があるのでしたら、まずは、「不思議な力を信じること」から始めましょう。神社にお参りすることで、神様とのつながりが生まれます。そして、正しくお付き合いすることで、必ずあなたのことを助けてくれたり、不思議な後押しをしてくれたりするのです。
神様とのつながりは、私たちの心を豊かにし、幸福度を高めます。神様との対話やお祈りは、心の平穏をもたらし、穏やかな気持ちで日々を過ごせるようになります。
神社にお参りする機会を増やすと神様とのつながりを強化できます。さらに、神様とのつながりが深まると、自分自身の存在意義や人生の目的についても考えるようになります。私も毎日神社にお参りすることで、神様とのつながりを点から線、面に変えることができました。
神様とつながる小さな習慣を持つことは、私たちの人生において大きな変化をもたらすことができます。
ご縁ができ、神様に何かをお願いしたら、後日感謝を伝える。多くの人が神様にお願いをするばかりで、神様にお礼をしていなければ、神様とのご縁はなかなか実を結びません。お願いをしてそれが成就したにしろ、成就していないにしろ、カを貸してくださったわけですから、感謝とお礼を述べるのはとても大切です。
神様とのつながりを大切にし、感謝の気持ちを忘れずに過ごすことで、幸運な出来事や好機が次々と訪れる可能性が高くなるのです。私たちは自分自身の力だけで運命を変えることはできませんが、神様とのつながりを通じて、運命をより良い方向に導くことができるのです。
一流の人は、神様と人の両方に感謝できるとされています。彼らは日常の中で神様への感謝の言葉を述べるだけでなく、人々に対しても感謝の気持ちを持って接しています。このような姿勢は、人々の心を開き、幸運な出来事や好機を引き寄せる可能性が高くなります。
一方、二流の人は、神様か、人か、どちらか一方にお礼を述べる傾向があります。彼らは一方に感謝の気持ちを持ちながらも、もう一方にはそれを忘れてしまうことがあります。このような姿勢では、神様や周りの人々からの恩恵を得ることが難しくなるかもしれません。
さらに、三流の人は、感謝するどころか文句を言うことがあります。彼らは自分自身の不満や不幸を神様や他人のせいにしてしまう傾向があります。このような姿勢では、幸運な出来事や好機を引き寄せることは難しいでしょう。
実際、私も神様や周りの人への感謝を習慣化することで、好運体質になれました。神道研究家である藤原氏の豊富な知識と経験に基づいた本書のアドバイスは、運気を上げるためのヒントやノウハウとして役立つはずです。
「運が味方する神習慣」は、経営者やビジネスパーソンが成功するための秘訣を知りたい人にとって、おすすめの一冊です。神様とのつながりを深め、運を味方につけるための習慣や方法を学ぶことで、自分の人生や仕事にポジティブな変化をもたらすことができるかもしれません。
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