セルフ・コンパッションで自己肯定感を高める方法。「すぐやる」超習慣の書評

person standing on rock platform

世界最先端の研究が導き出した、「すぐやる」超習慣
堀田秀吾
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)

世界最先端の研究が導き出した、「すぐやる」超習慣の要約

セルフ・コンパッションは自分自身を受け入れ、優しく扱うことで、自己成長や精神的な健康に貢献します。自分に対する思いやりを持つことが重要であり、セルフ・コンパッションを日常の習慣として取り入れることで、やる気をチャージでき、充実した人生を送ることができます。

セルコンパッションを使って、自己肯定感を高める方法

「自分が悪い」と思ってしまうのは、理想が高いことの裏返しとも言えます。高い理想があることで、それとはギャップの大きい結果になってしまったとき、自責の念に駆られてしまうのです。(堀田秀吾)

自己肯定感を高めることは、自己成長や精神的な健康にとって重要です。しかし、やりたいことができなかったり、理想とのギャップに自己嫌悪に陥ることもあります。

高い理想を持つことは良いことですが、そのギャップに苦しむこともあります。そんな時には、セルフ・コンパッション(自分への思いやり)が役立つと明治大学教授の堀田秀吾氏は言います。

セルフ・コンパッションとは、自分自身を厳しく責めるのではなく、優しさと理解をもって自分を受け入れ、励ますことです。仏教の思想に基づくこの心理学的アプローチは、自己肯定感の向上に役立ち、ストレスやうつの減少に効果的とされています。

セルフ・コンパッションを取り入れることは、自分に対する思いやりを深めることが鍵です。自分を責めてしまう瞬間には、「失敗も成長への一歩」「次はもっと良くなる」といった肯定的な言葉を自分にかけることが大切です。

私も自分が挫折を経験した時、その失敗を次の成功への糧と見るよう心がけています。その過程で出会った人々や得た知識を、自己成長の機会として捉えることで、挑戦する勇気を保つことができます。 自分を思いやる気持ちを通じて不安を軽減し、自己肯定感を高めることは、より充実した生活への道を開きます。

セルフ・コンパッションの実践は、自己批判のループから脱出し、自分をポジティブな視角で見直すきっかけを提供します。このアプローチを試すことで、自分自身との関係を改善し、満ち足りた人生へと進むことができるでしょう。無駄に落ち込むのをやめ、自分を信じる勇気を持つことも大切です。

セルフコンパッションを習慣化することで、人生が良くなる理由

生涯でただ一人、四六時中あなたに寄り添い、優しくケアしてくれるのは誰だろう?そう、あなた自身だ。(クリスティン・ネフ)

テキサス大学のクリスティン・ネフは、自己受容の大切さを強調しています。 人は誰か他の誰かに頼ることが多いですが、自分自身が自分を支えることも重要です。自分を受け入れ、自分を愛することで、他人からの影響や評価に左右されずに自分の人生を歩むことができます。自分に寄り添い、優しくケアすることは、自己肯定感を高め、自信を持つことにもつながります。

しかし、自分を大切にすることは簡単なことではありません。時には自分を責めたり、批判したりすることがありますが、そんな時こそ、自分自身に優しく接することが必要です。自分を許し、受け入れることで、過ちや失敗から学び、成長することができます。

ネフによれば、セルフ・コンパッションによって、自分を受け入れることは、個人の成長や動機付けに有益な影響を与えるとのことです。

カリフォルニア大学バークレー校で行われた研究は、セルフ・コンパッションを習慣として取り入れることがどのようにして人々に肯定的な変化をもたらすかを明らかにしています。この研究によれば、自分自身に対して優しさを持ち、時にはご褒美を与えることが、モチベーションの向上に大きく寄与します。

バークレー校の研究結果から得られる教訓は、セルフ・コンパッションが単なる自己満足の技術ではなく、人生を豊かにし、挑戦に向かって前進するための実用的なツールであることです。自分自身を慈しむことで、より健康的でバランスの取れた生活へと歩み出すことができ、これが積極的な生き方へとつながります。セルフ・コンパッションを日々の習慣に取り入れることで、自己受容の深化を経験し、人生をより充実させることが可能になるのです。

動き出しさえすれば、「やる気が出ない」はずだった脳は、勝手にどんどん回り始めてくれます。(堀田秀吾)

これは、新しい行動を始める際に脳の「やる気エンジン」を効果的に活性化させることができるという事実に基づいています。 自己受容という行為は、自分を厳しく責めることなく、自己の価値を認識し、それを慈しみながら受け入れることを意味します。

セルフ・コンパッションの実践は、個人が内面的な安定を得るだけでなく、社会的な成功を収める上でも非常に重要な役割を果たします。このアプローチにより、人々は自己嫌悪のサイクルから脱却し、自己の可能性を最大限に引き出すことができるようになります。

自分自身を慈しむことで、より健康的でバランスの取れた生活へと歩み出すことができ、これが積極的な生き方へとつながります。セルフ・コンパッションを日々の習慣に取り入れることで、人生をより充実させることが可能になるのです。


 

 

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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