「積ん読」もまた楽しからずや。(渡部昇一)
人の脳は忘れやすく、3日もすればほとんどのコトを忘れてしまいます。
私は本をたくさん買うために、買った本の存在を時々忘れてしまい
また、同じ本を買ってしまうという笑えない経験を何度もしています。
これを避けるために、私はできるだけ
本を買った瞬間に「目次」や「はじめに」を読んで
本の印象を記憶に残すようにしています。
何冊か買った場合には、この時読む順番を決めてしまいます。
買った本は、すぐに本棚にしまわず、読みたい順で机の周りに積んでおき
一番上の本をカバンに入れて、読み始めます。
読みかけの本や再読したい本はトイレやリビングに置いておき
いつでも読めるようにしておくと、本を意識し、早く読了できるようになります。
私は、新しい興味を覚えたらとりあえず本を買っておいたほうがいいという考え方をしています。たしかに、そうやってとりあえず注文したり買ったりした本が『積ん読』の元凶になるわけですけれども、『積ん読』もまた楽しからずやーと思えばいいのです。
楽しい読書生活―本読みの達人による知的読書のすすめ(渡部昇一著) では
「積ん読」の価値がわかりやく表現されています。
本は放っておくとどんどん増えていきますが
それは新たに興味関心領域が広がった証拠なのです。
たとえ、読むのが遅くなっても、知的好奇心の賜物なのですから
買ったことを後悔しないようにしましょう。
「積ん読」にも価値があると思うことで、気持ちが楽になります。
新しい情報を得ようと思ったから、その本が自分の部屋に存在するのです。
私たちは、積ん読によって、いろいろな気づきをもらえます。
ブログや記事を読んでいて、気になったキーワードに関連する本が
積ん読コーナーで見つかれば、自分の知的好奇心をすぐに満足させられます。
その本に集中することで、新たな発見がもたらされたりもします。
また、タイトルや表紙を見続けることで、それを読んだ気になり
自分の知識を増やせたと思い込むことで、へんな自信が持てたりもします。
本を所有していれば、いつでも読めるという安心感もあります。
最近ではKindle本を大量購入しています。
Kindleは嵩張らないので、移動中に読むものがなくなった時の保険にもなります。
特に、移動距離が長い出張時には重宝します。
過去に読みかけだった本、気になっていた本をここで一気に読み倒すのです。
飛行機に乗る前に、これから読む本を決めて、何冊かの本に集中します。
iPhoneのkindleアプリには何百冊もの本が常備されていますから
これで移動の時に退屈だと感じることがなくなりました。
読みたい本があったら、Kindleですぐに購入して
いつでもどこでも読めるようにしておくのです。
アプリのライブラリーで表紙をスクロールすると
すぐに気分をワクワク状態に変えられます。
読みたい本がある状態を常時キープすることは、とても幸せなことなのです。
気分が乗れば、買った本から発見を得られます。
積ん読でもよいと考え、本の購入をためらわないようにしましょう!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: 22nd March 2015 via photopin (license)
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