リーダーの仕事は建築家のようなもの。会社を温室に、社員を植物に例えるなら、温室の中の植物が大きく健康に育つことができるような環境をつくることがリーダーの仕事です。(トニー・シェイ)
感情を重視した新しい経営スタイルの会社が
アメリカではどんどん強くなっています。
効率主義、利益一辺倒の会社経営が良いとされるアメリカで
人の感情を意識した経営が徐々にですが、評価され始めているのです。
その筆頭格として有名なのが、ザッポスのトニー・シェイです。
トニーの冒頭の言葉は人間らしく
ザッポスが就職先で人気となっている理由がよくわかります。
ザッポスは顧客との関係をとても重視し、社員にそれを徹底しています。
特に、コンタクトポイントであるコールセンターでの接客は素晴らしく
いくつもの伝説を生み出しています。
コールセンターというとアメリカでは人気のない職種ですが
ザッポスのコールセンターで働くことは一種のステータスになっているほどです。
また、幹部社員も定期的にコールセンターの業務を経験し
顧客が求めていることを肌で感じることで、絶えずお客様の気持ちを把握し
それを経営に活かしているのです。
アメリカで「小さいのに偉大だ!」といわれる企業の、シンプルで強い戦略 [ 石塚しのぶ ] |
何につけても、人は気持ちしだい。人間は感情の動物です。会社の使命に心から共感し、会社という共同体に愛着をもってこそ、仕事面でもより大きな成果を出すことができます。(石塚しのぶ)
未来企業は共に夢を見る -コア・バリュー経営の中で、石塚しのぶ氏は
人間は感情の動物で、経営者はそれを意識しなければいけないと書いています。
会社という共同体に愛着を持たれない限り、共感の時代には社員が離れていきます。
同じ価値観を持った社員が、経営者と共に成長を夢見ることで
会社は成長できるようになります。
そのためには、社員に気持ち良く働いてもらう環境を作る必要があるのです。
社員が会社をよくしたいと思わせる仕組みを経営者が作り出せれば
会社は自ずと強くなっていくのです。
CEOは「最高感情責任者」と語るジョワ・ド・ヴィーヴルの経営者チップ・コンリーは
ピーク経営によって、社員の力を最大限に引き出しています。
共に助け合うなどの協業の精神、アイデアを生み出す創造性、熱意などの価値観を
社員同士で共有できれば、会社は一気に動き出します。
そのためには、会社の社会に対するビジョンとミッションを明確にすることです。
社員の感情を重視するというフラッグを立てることによって
それに共感した素晴らしい人たちがその下に集まります。
その結果、会社はますます強くなるのです。
未来企業は共に夢を見る -コア・バリュー経営には
会社の未来を元気にするためのヒントがたくさん書かれていて、オススメです!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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photo credit: Tony Hsieh via photopin (license)
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