わざわざ「この時間はオンだ」「この時間はオフだ」と切り分けることに無理があるのです。いま求められているのは、むしろ「ワークライフ・インテグレーション(統合)」のほうだと、私は考えています。オンとオフを厳密に切り分けない生き方です。もちろん、朝から晩まで、すべての時間を仕事にあてろと言いたいわけではありません。効率の悪い働き方もやめるべきです。しかし、ワークとライフをバラバラに切り離そうとすることだけはやめたほうがいい。むしろ、それらをいかに無理なく統合していくかに知恵をしぼるべきでしょう。(岩瀬昌美)
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ワークライフ・インテグレーション(統合)とは何か?
岩瀬昌美氏はアメリカでMBA取得後
広告会社を起業したビジネスパーソンで
アメリカのビジネスエクティブの強みに精通しています。
今回、岩瀬氏の新刊できるアメリカ人 11の「仕事の習慣」を
献本いただいたのですが、本書を読むことで
アメリカのビジネスエリートの生き方や働き方を理解できました。
アメリカのビジスパーソンのミッションは
「結果を出すことだ」と岩瀬氏は指摘します。
そのために、彼らはオン・オフを区別しません。
プライベートとビジネスの垣根がなく
両者を統合しながら、仕事と人生をエンジョイしているのです。
彼らは平気でプライベートを会社に持ち込みます。
会社は彼らが働きやすいように、ルールを設計します。
日本ではありえませんが、仕事の場にもプライベートを持ち込むことで
職場の雰囲気をよくし、働く環境を改善してしまうのです。
このようにオンとオフを切り分けるのをやめるだけで
より人生を楽しめるようになります。
パタゴニアが会社に託児所を作ったり
Googleが好きなことに時間を使ってよいと決めるのも
家族や好きなことを大切にすることで
生産性が上がると理解しているからなのです。
私もどこからがオンでどこからかがオフか
わからない働き方をしていますが
仕事がとても楽しいので、いつも幸せな時間を過ごしています。
誰かのためにアイデアを考えたり、アクションを起こした結果
お金を稼げるのだと考えるとビジネスが楽しくなります。
ワークライフ・インテグレーション(統合)によって
私たちはビジネスでもプライベートでもより効果を出せるようになります。
ただ、自分をダメにするブラックな働き方は
絶対に避けるべきですが・・・。
できるアメリカ人 11の「仕事の習慣」 (日経プレミアシリーズ) [ 岩瀬 昌美 ] |
ビジネスエリートがなぜ尊敬されるのか?
学校時代から猛烈に勉強する習慣がついているので、社会人になっても、自分を向上させるための努力を欠かしません。社会に出たあとも、優秀さはますます磨かれていくわけで魂ここまでの話で明らかなように、アメリカでは努力なしには絶対に成功できない仕組みになぞいます。それをみんな理解しているから、成功者を素直にリスペクトする。日本のように成功者をねたんで足を引っ張ってやろうという文化がありません。
アメリカは日本以上の学歴社会で
卒業してから、キャリアを逆転するのは無理だと言います。
ハーバードを卒業した人には高年収が約束されますし
普通の大学を出た人にはそれなりの給料が支払われます。
収入をアップするためには、子供の頃からエリートクラスに入り
必死に勉強し、有名大学に入らなければなりません。
MBAがアメリカで評価されるのも、死ぬ程学んだ証なのです。
アメリカは日本よりはるかに厳しい学歴社会なのです。
当然勉強以外に優秀な大学に入学するためには
ボランティアやスポーツなどの評価も必要です。
ハーバードやスタンフォードを卒業した人がリスペクトされるのも
彼らが学業だけでなく、人間力を鍛えたことを
誰もが理解しているからなのです。
アメリカのエグゼティブの世界では
ワークライフ・バランスという言葉はなく
仕事と家族のための努力が欠かせないのです。
アメリカ人のエリートが何をしているのかを
本書から色々な視点で学べます。
外見で評価される社会アメリカでは
ビール腹にならないようにエクササイズを自分に課します。
普通にしていると人間の顔は怖くなるため
絶えず、口角をあげ、笑顔のトレーニングをしているのです。
アメリカへの留学や海外とのビジネスを考えている人に
本書はおすすめの一冊です。
まとめ
アメリカのビジネスエリートは卒業しても
必死に勉強し成果を出すことをミッションにしています。
学業だけでなく、立ち振る舞いや外見、思いやりなど
リーダーになるための努力を欠かしません。
本書を読むことで、日本人のリーダーに足りないことに気づけました。
様々な側面で自分を磨くことを続けたいと思います。
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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