マイケル・マスターソンのUBI(役立つビッグアイデア)読書術を身につけよう!

何を読むかを決めるのが最も重要なパートだ。あなたの脳は基本的には洗練されたコンピュータと同じだ。優れたデータをインプットすれば、優れたものをアウトプットできる。がらくたを詰め込めば、思考までがらくたになる。(マイケル・マスターソン)


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良書を読むことを習慣にし、人生をよりよくしよう!

マイケル・マスターソン大富豪の仕事術―経済的成功をつかむための具体的で現実的な8つの行動の読書術はとても参考になります。私たちの人生は短く、読書にかけられる時間はとても少なく貴重です。良書を選択し、そこから良いアイデアを見つけることができれば、人生をよりよくできるのです。良いインプットによって、優れたアウトプットができますから、ガラクタな情報を詰め込むのは金輪際やめましょう。

アメリカ人の成人は平均して1分に150ワードを読むそうです。そのペースで考えれば、500ページの本を読むには24時間かかります。一日に2時間集中して読書の時間を作れば、2週間に1冊の本を読めるようになります。このスピードで読んだとしても、1年に26冊しか読めません。優れたビジネス書以外にも小説、雑誌、新聞、ビジネスレポート、電子メールなどを読まなければ、自分の能力を鍛えることはできません。情報が爆発している現代においては、読書のスタイルを変えなければなりません。では、インプットとアウトプットをどうすればよいのでしょうか?

成功するための読書には、2つのことが必要になるとマイケル・マスターソンは指摘します。
1、優れた素材を選ぶ
2、優れた素材を速く読む

成功のために何かを読むときには、目的を持って読むことが大切だ。インスピレーションを得られるようなアイデア、情報を与えてくれる戦略、よりよい仕事をするのを助けてくれる事実や数字を探すのである。ただし、自分に関連する分野で出版される本の95%は読む時間がないのだから、実際に読む5%は確実にベストのものでなければならない。

残念ながら、世の中に出ている出版物のほとんどは役に立たないか、陳腐な内容か、その両方かのどれかだとマイケルは言います。読書を含めて人生におけるほぼすべての経験は、自分を豊かにするか、中立的か、害になるかのいずれかのカテゴリーに分類されます。多くの知識や経験は「金(良い方向に変えてくれる)」「蒸気(害でもないが役には立たない)」「酸(害)」というラベルが貼られています。

その多くは蒸気や酸でしかなく、あなたをよい方向に変えてくれる「金」はほんの一部でしかありません。

自分自身に、これからは「金」だけを読むと誓おう。そうするためには読書リストをつくり、何を読むかを慎重に決める。あなたの読書リストには論(ビジネス本や小説)・雑誌・新聞(印刷版または電子版)が含まれるだろう。今度はそのリストを2つに分ける。今年絶対に読む必要のあるもののリストと読みたいとは思うがそのための時間がないもののリストだ。「絶対読むリスト」は、実際の読めるものに限定しなければならない。「読みたいリスト」はどれだけの数になってもかまわず、1年の終わりに翌年の絶対読むリストをつくるときに参考にすることもできる。

読書を衝動で決めるのはやめ、自分の意志で読む本を決めるべきです。何が自分に役立つかについて自分自身で判断し、自分を変えてくれる「金」の情報を探しましょう。蒸気や酸の無駄な情報に時間を使うのはやめ、1日に2時間、自分をよくするための時間を確保するようにしましょう。

UBI(役立つビッグアイデア)を探せ!

読書でもっとも重要なことはビジネスに使えるUBI(役立つビッグアイデア)を見つけることです。あなたをよりか賢く、より幸せに、あるいはより成功させてくれる原則を見つけることです。

あなたの仕事はUBIを見つけ、それを理解し、自分の生活にどう取り入れられるかを考えることだ。その目的だけを頭に入れておけば、素材をスピーディに読みこなし、目的に無関係なものすべてを無視することができる。

ビジネス書では、(UBl)を見つけることに注力し、本や記事の中でそれを見つけたら、それを自分ごと化しましょう。会話や電子メールなどのコミュニケーションの中に、学んだUBlを取り入れるようにするのです。読み終わって24時間以内に実行し、自分のものにして、実際に刺激を得られるようにします。また、次の24時間以内にもう一度行い、翌日も同じことをするのです。大人の読書とはUBIを見つけることだと捉え、日々アンテナを立てましょう。

調査結果によれば、人は覚えたことの80%を24時間以内に忘れてしまいます。残りの20%のほとんども1週間以内に忘れてしまいます。UBlに注意を集中し、72時間以内に3度実際に使ってみることで、しっかりと記憶にとどめられ、やがては意思決定プロセスにおいて自然に使えるようになります。

ビジネス書の全てを一気に読む必要はありません。少なく読んで、UBIを見つけ、それを実践したほうが効果があります。一度に一つのUBIに集中し、それを理解し、使えるようにするのです。少なく読むことでも効果を得られると考え、良書に出会うようにしましょう。

まとめ

UBI(役立つビッグアイデア)を見つける読書を心がけることで、自分の能力を鍛えることができます。1日に2時間良書を読み、そこから自分を変える方法を見つけるようにするのです。アイデアを自分ごと化するために、会話やメールでそれを使うようにします。72時間以内に3回そのアイデアをアウトプットし、使いこなせるようにしましょう!

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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