松永直樹氏の戦略と情熱で仕事をつくる 自分の強みを見つけて自由に生きる技術の書評

本気の覚悟と、それを伝え切る情熱があればいい。（松永直樹） 

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本気の覚悟、情熱、戦略が重要な理由

「仕事がないなら、つくればいい！」と戦略と情熱で仕事をつくる 自分の強みを見つけて自由に生きる技術の著者の松永氏は言います。大学卒業後、目的もなく大手企業に就職した著者はわずか2ヶ月で退職し、やりたいことが見つからぬまま、貧困生活を体験します。

そんなとき、経営者の前田一成氏に再開し、ボードゲームで世界一になるというミッションを手にします。彼は大好きな書籍「7つの習慣-成功には原則があった!」の第２の習慣「終わりを思い描くことから始める」を実践し、世界一になるための戦略をつくり始めます。諦めずに行動を続け、5000人以上の人と出会い、ついには、７つの習慣のボードゲーム化に成功します。好きなボードゲームを仕事にし、自分をブランドにすることで、彼は唯一無二な存在に生まれ変わります。

現在では、大手企業のボードゲームから、人気漫画『キングダム』のボードゲームまで、さまざまなボードゲーム開発や監修の依頼を受けるなど自分の人生を変えることに成功し、本書を出版します。

結局、自分の強みを自覚して「覚悟」さえ決めれば良かったのです。ただしその覚悟は「本気の覚悟」でないと、自分でも、自分を信用できないし、誰も協力はしてくれません。そして、その覚悟を周りに伝え切る「情熱」。さらに世界一になるための「戦略」。

自分の好きなこと、強みを自覚し、それを仕事にする本気の覚悟とそれを周りに伝える情熱、そして戦略をつくることで、夢を実現できるようになります。この松永氏の方法はアレンジ・再現可能だと著者は言います。「好きなことで生きたい。でも、何をすればいいかわからない」人は本書を読むことで、自分の人生を変えるヒントをもらえるかもしれません。

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圧倒的な行動からチャンスが生まれる！

僕は5000人の人と会っていました。5000人と会うなんて「非効率だ」「意味がない」などと思うかもしれませんが、これらの出会いが僕の人生を変えるきっかけとなったことは間違いないのです。

インターネットやチャット、ソーシャルメディアでの普及で、最近では人に会うことが軽視されています。しかし、人に出会う体験、話すことは重要で、他者との雑談からチャンスが生まれることが多いのです。

私も暇さえあれば、人とミーティングするようにしています。人に会うことは非効率だと思われがちですが、彼らの話を聞き、自分にできることを考えることでチャンスが広がります。自分の価値の提供、ネットワークの紹介などを考えるうちに、脳の中で情報がつながり、新たなアイデアが生まれたり、ビジネスチャンスが見つかることが多いのです。

私は次のダン・ケネディの言葉を思い出し、積極的に人に会う時間をつくるようにしています。

理屈の上では電話やテレビ会議で済ませた方が時間と費用の節約になるとわかっていても、わざわざ飛行機に乗って人に会いに行くことが多い。同じ空間で面と向かって話し合うことの利点は、他のコミュニケーション手段では得られないものだ。セールスや交渉の場面では、ローテクがハイテクに圧勝する。（ダン・ケネディ）

目の前の人に自分の思い、パッションを伝えることでチャンスは広がります。著者も5000人のうちの２人からチャンスを得ますが、もしも、この大量行動がなかったら、今のポジションを獲得できなかったはずです。圧倒的に行動することで強みもチャンスもつかめる可能性が大きく変わるのです。

一つの強みが見つかったら、それを他の強みと掛け合わせ、自分のブランドと陣地をつくりましょう。パーソナルブランドを作り、大量発信を続けることで、チャンスは広がります。自分の強みを磨くことに時間を費やし、やらないことをアウトソーシングすることで、自分の強みを強化し、ブランド価値を高められます。

好きなことを仕事にできる人は特別な人ではありません。凡人も好き+「戦略×情熱」という公式を使うことで、自分らしく生きられます。私も自分のやりたいことを発信していたら、出版のチャンスが得られ、自分の人生を変えることができました。

なりたい自分をイメージし、肩書きを名乗り、大量行動を続けるうちに、周りの人が応援してくれるようになります。人とのつながりからチャンスが生まれ、夢が実現します。好きなことを仕事にすることで、間違いなくストレスを減らせ、幸せな時間を増やせます。勇気を持って、やりたいことにチャレンジしてみましょう。

まとめ

好き+「戦略×情熱」という公式で自分の人生をリデザインしましょう。戦略をつくり、情熱を持って、大量行動を続けるうちに、チャンスが見つかります。自分の強みをいくつか掛け合わせ、肩書きをつくり、情報発信を続けるうちに、周りの人が応援してくれるようになります。

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