Abstract photo created by freepik – www.freepik.com
理想の自分をつくる100の法則
著者:ティボ・ムリス
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
本書の要約
ポジティブなことに注目し、それを祝うことで、よりポジティブな気持ちになれます。自分の価値で、誰かを助けることができるなら、躊躇するのをやめ、行動に移してみましょう。失敗を恐れず、貢献することで、感謝され、自分の幸福度をアップできます。そして、その行動を祝えば、より幸せになれます。
ポジティブな気持ちを維持するために、祝うことにフォーカスしよう!
人生で祝うべきことを見つければ見つけるほど、祝いたくなることが増える。(オプラ・ウィンフリー)
人生をもっと楽しめたければ、フォーカスするモノを変えればよいのです。人生は順境と逆境の繰り返しで、よいことも悪いことも起こります。挫折や失敗した時に落ち込んでしまいがちですが、その時に自分の小さな成功を思い出して祝うこともできます。
理想の自分をつくる100の法則のなかで、著述家でライフコーチのティボ・ムリスは、人は自分の失敗や短所にこだわる傾向があり、これまでの成果を過小評価しがちだと述べています。自分にネガティブな感情を抱くのはとても危険です。自分への卑下をを続けているとやがて、自信を失ってしまいます。
私たちはオプラ・ウィンフリーの習慣を見習って、祝うべきことを探すようにすべきです。
どんなにささいなことでもいいから、自分の成功を祝福する習慣を身につければ、ポジティブな心の姿勢を維持するのに役立つ。あなたは自分のコーチとして、困難なときでも前進を続けるように自分を励ますべきだ。このポジティブな心の姿勢こそが、度重なる挫折を乗り越える原動力になる。(ティボ・ムリス)
ポジティブな思考は次のポジティブな思考を生み出します。自分の人生をポジティブな目で見られるようになるためには、過去の経験のポジティブな面に注目するという方法を身に付けるのです。過去に経験してきたこと、障害や限界から、自分がどう強くなったかを整理し、そこから何を学んだかを整理することで、自分を祝えるようになります。
たとえうまくいかないことがあっても、失敗したのではなく、そこから学びを得たと捉えましょう。失敗は成功のプロセスでしかなく、チャレンジをしたから、痛い目に会えたのです。自分の勇気に感謝し、次の作戦を考えることで、結果を変えられます。
どうして失敗したのか?を確認し、目標を達成するにはどのように軌道修正すべきかを検討すればよいのです。自分を祝福して、ポジティブな姿勢を崩さなければ、行動する勇気をもらえます。フォーカスするものを変え、祝福することを習慣化することで、やる気をチャージできます。自分の悪いところを探すのをやめ、良いところにフォーカスすれば、自分を信頼できるようになるのです。
きっとうまくいくと確信する!
人生がうまくいくための第一歩は、きっとうまくいくと確信することだ。(ウィル・スミス)
今回のコロナ禍の中で、今までの価値観が変わり、自信を失っている人も多いと思います。こういった時にネガティブな連鎖が起こりやすいので、注意が必要です。物事がうまくいかないと「どうせ自分にはたいしたことはできない」と考えがちです。
こんな時だからこそ、自分を哀れむのではなく、自分に何ができるのかを考えてみるのです。外出禁止になったことで、私は何回かオンラインセミナーの講師をし、自分の考えを皆さんに伝える機会を得ましたが、そこから良いフィードバックをいただき、自分の価値を再確認できました。
何もせずにネガティブな気持ちに支配されていたら、自信を失っていたかもしれません。他人と自分を比較し、自分の能力が足りないと考え始めると泥沼に陥ります。コロナ禍の中でも幸せに生きられるのですから、自分を信じて、自分の価値を提供できることや周りの良いことを探してみましょう。
自分の価値で、誰かを助けることができるなら、躊躇するのをやめ、行動に移してみましょう。失敗を恐れず貢献することで、他者から感謝され、自分の幸福度をアップできます。そして、その行動を祝えば、より幸せになれます。
「いつかきっとうまくいく」というポジティブな考え方を持つこと、努力を続けることで、たいていのことはうまくいきます。「自分は能力不足だ」という考えを捨て、「誰かに貢献できる」と確信し、やりたいことを習慣化すれば、やがて結果が出るようになります。このコロナ禍の中でも、祝うことを見つけることは可能です。自分を幸福にするために、フォーカスするモノを変えるようにしましょう。
コメント