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他人とうまくやっていく
著者:アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ
出版社:サンマーク出版
本書の要約
コミュニケーションを劇的に変えたければ、人の3つの本質をおさえておく必要があります。1、「自分は重要な人間だ」と思いたい 2、興味の対象は何よりも「自分自身」 3、「返報性」という自然の法則を活用し、相手を褒める習慣を身に付けることで、人間関係を改善できます。
3つの「人間の本質」を理解し、人間関係をよくしよう!
他人を動かすことのできる人は、カリスマというスキルを後から身につけた人なのです。後から身につけることのできるスキルのすべてがそうであるように、カリスマも習得し、伸ばし、きわめることが可能です。ただし、そのためには正しい知識と、習得しようという意志が必要になります。(アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ)
他者に上手に動いてもらえるカリスマ性を持った人たちがいますが、彼らのスキルは後天性で、後から身に付けることが可能だとアラン・ピーズ、バーバラ・ピーズは言います。『話を聞かない男、地図が読めない女』『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』などのベストセラー作家のピーズ夫妻は、本書で28のテクニックを紹介していますが、これらを習得することで、人間関係を改善できます。
■「本音」でほめる
■「聞き上手」になる
■「ありがとう」を言う
■相手の名前を覚える
などのテクニックはどれも当たり前のものですが、著者たちのノウハウやケーススタディを読むと、自分に不足していることがよくわかります。
人間には以下の3つの本質がありますが、まずはこれをコミュニケーションの柱に据えることから始めてみましょう。
1、「自分は重要な人間だ」と思いたい
2、興味の対象は何よりも「自分自身」
3、「返報性」という自然の法則
私たちには、人から重要な人間だと扱われたいという特徴があります。しかし、この欲求を叶えることは難しく、その代替として、人はブランドに頼ったり、高級車に乗るのです。認められたい、自分が重要な存在だと実感したい、感謝されたいという欲求を実現してあげることで、相手との関係をよくできます。そのためには、相手をほめることが欠かせません。
対話の中で私たちが意識しなければならないのは、自分ではなく「相手」であることを忘れないようにしましょう。
相手が関心を持っているのは、何よりも自分自身のことであって、あなたのことではありません。となると、対話の中で優先的にしなければならないのは、相手について話すことです。
人の興味の対象は自分自身ですから、自分の話を持ち出すのをやめ、相手の話を優先しましょう。あなた自身に関する事柄は、聞かれないかぎり黙っているぐらいの気持ちで、コミュニケーションすべきです。
返報性という法則があなたを幸せにする!
こちらが何か力を貸してあげたときは、たいていの相手がお返しをする機会をうかがうものです。称賛の言葉を贈れば、相手はこちらを好ましく思うだけでなく、自分もほめ言葉で返そうとします。逆に、よそよそしい態度を取れば、相手はこちらを愛想の悪い人間だとみなし、同じように愛想の悪い態度を取ろうとするでしょう。
「返報性の法則」とは、人から何かしらの施しを受けたとき、「お返しをしなくては申し訳ない」というような気持ちになるという心理作用のことです。
何かポジティブなものをこちらから差し出せば、いつの日かポジティブなお返しを受け取ることになりますが、ネガティブなものを差し出せば、それ以上にネガティブな何かを受け取ることになります。これは人間世界の重要な法則で、この法則が覆ることはめったにありません。
他人に気に入られたいなら、どんなときでも自分より相手を立てるようにしましょう。自分のほうが上であるかのような態度を取ってしまうと、相手は引け目を感じたり、嫉妬を覚えたりします。ポジティブな関係を築こうとしているのに、これでは逆効果です。
日頃のトレ一ニングとして、レストランですばらしい食事が出されたときや、ショップの接客係にあいさつされたとき、空港で清掃係があなたの汚れた皿を下げにきたときなどはいつでも笑顔で応え、感謝の言葉をかけるのを忘れないようにしましょう。感謝を習慣にすることで、相手の長所を見つけられるようになります。
1、「自分は重要な人間だ」と思いたい
2、興味の対象は何よりも「自分自身」
3、「返報性」という自然の法則
これら3つの「人間の本質」を理解して受け入れれば、他人の心を動かす驚くような力を手にすることができるようになると著者はたちは指摘します。自分ではなく、相手の長所を見つけ、自らほめるようにすることで、人間関係を劇的に変えることができるのです。
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