このプリン、いま食べるか? ガマンするか? (柿内尚文)の書評

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このプリン、いま食べるか? ガマンするか?
柿内尚文
飛鳥新社

このプリン、いま食べるか? ガマンするか? (柿内尚文)の要約

時間の使い方を工夫することで、より幸福な時間を増やすことが可能です。特に、「やらなければならないこと」を「楽しくやること」に変えることが重要です。このシンプルな考え方を取り入れるだけで、時間の捉え方が変わり、日常生活においてもポジティブな変化が生まれます。

自分の理想の時間のポートフォリオを書こう!

時間を考えることは「どう生きるかを考えること」でもあるのです。(垣内尚文)

著者の垣内尚文氏は、プリンを食べるか我慢するかというシンプルな問いを通じて、人々が時間をどのように使っているかを問いかけています。忙しさに追われる中で、自分の時間を大切にし、幸せな瞬間を見つけることの重要性を伝えています。

著者は編集者の視点から、時間の価値を明らかにしていきます。本書を通じて、読者にとって時間を有効活用するためのヒントや考え方を提供し、その重要性をわかりやすく再認識させることに成功しています。

自分の持っている時間の価値を高め、自分らしい、後悔のない人生を送ることは、人生を豊かにするために重要な要素です。時間は限られており、どれだけお金や物質を持っていても、失った時間は二度と戻ってきません。したがって、自分の時間を大切にし、その時間を有意義に過ごすことが自己実現や幸福感への近道と言えます。

自分らしい人生を送るためには、自分自身の価値観や信念をしっかりと持つことが不可欠です。他人の期待や社会の常識に流されることなく、自分が本当に求める生き方を見つけ、それに向かって進むことが重要です。

自分の心に素直になり、自分自身と向き合うことで、自分らしい人生を歩んでいくことができるでしょう。 後悔のない人生を送るためには、自分のやりたいことや目標を明確にし、それに向かって努力することが欠かせません。自分が本当に望む未来を想像し、そのために今何をすべきかを考え行動することで、後悔を最小限に抑えることができます。自分にとって意義のあることに時間を費やし、充実した人生を送ることができるようになります。

人生は4つの時間に別れています。それぞれ「幸福の時間」「投資の時間」「役割の時間」「浪費の時間」と呼ばれます。
・幸福の時間
やりたいことや喜びを得られる時間であり、行為そのものが幸福や喜びにつながる時間です。

・投資の時間
目的のために努力をしている時間であり、目標達成に向けたプロセス時間です。

・役割の時間
やらなければならないことをしている時間であり、家事や仕事など自分の役割を果たすための時間です。

・浪費の時間
無意識に過ごしてしまう時間であり、やりたいことややるべきことができなかった時間です。

意識を変えることで「幸福の時間」を増やすことができます。日常の中での些細な工夫によって役割の時間を幸福の時間に変えることができます。

また、自分の理想の時間のポートフォリオを書くことで、自分の時間の使い方を整理し、理想に向かって行動する意識が高まります。理想の時間のポートフォリオを作成し、現実のギャップをうめていくこと、自分の時間を有意義に使う方法を考えることで、幸福な時間を増やし、充実した人生を送ることができるようになります。

私も17年前に断酒した際に、自分の理想の1日を書き出し、浪費していた時間を有意義な時間に変換することで、人生をワクワクなものに変えることができました。お酒を飲んでいた時間を読書やブログの投資の時間に変えることで、自分をアップデートすることができたのです。

幸福な時間を増やす方法

  人生で一番大切にしないといけないのは「幸福の時間」を増やすこと。僕は、そう思います

時間の意味を変換することで、幸福な時間を増やすことができます。「やらなければならないこと」を「楽しくやること」に変換することが重要です。この考え方を取り入れるだけで、時間の捉え方が大きく変わり、明らかに「幸福の時間」を増やせるようになります。この変化は、日々の生活においても大きなポジティブな影響をもたらすでしょう。

著者は通勤電車を「電車オフィス」として活用し、その時間の価値を変えることに成功しました。私自身も車での通勤中、時にはひどい渋滞に巻き込まれますが、そのような時でも一人の時間を楽しむと考え、オーディオブックや大好きな音楽に集中することで、幸福な時間に変換しています。このようにして、移動時間も有意義なものに変えることができます。

時間の価値を高めるには、なんとなく過ごしている時間(無意識の時間)を減らし、その時間が自分にとってどんな価値があるかを明確にすることが重要です。日常生活の中で、ついついスマートフォンやSNSに時間を費やしてしまうことがありますが、その時間を見直し、有意義な活動や自己成長につながることに使うことが大切です。

例えば、読書や趣味の時間、運動や勉強の時間など、自己成長やリフレッシュにつながる時間を意識的に確保することで、自己満足感や充実感を得ることができます。私は毎朝、この書評ブログを書くことで達成感を得ていますが、この習慣のおかげで幸福な時間を増やせるようになりました。日々の良い習慣が幸福度を高めてくれるのです。

時間の使い方には多様な考え方が存在しますが、何が自分にとって本当に重要かを考えることが重要です。意味のある時間を増やすことで、人生の価値を高めることができます。

自分の成長や幸福を追求する時間も大切ですが、他人のために時間を費やすことも重要です。それによって、自己成長や自己満足につながる時間を増やすことができます。

ただし、自分の時間ばかりに重きを置きすぎると、周囲との関係が損なわれる恐れもありますから、バランスを取ることが大切です。人生で後悔のない選択をするのは難しいかもしれませんが、その選択が自分の成長や幸福につながるならば、自信を持って前に進むことができるでしょう。

著者は決断をする際に参考にするべき7つの視点を提案しています。
①後悔しないかどうか
②体験価値が高いかどうか
③体と心の声に従っているか
④幸福度が高いかどうか
⑤投資価値があるかどうか
⑥人に喜んでもらえるかどうか
⑦心地よいかどうか
時間の使い方に迷った時、これらの視点を考慮することで、より後悔の少ない選択ができるようになります。

人生において、思い出は非常に大切です。やりたいことを実現することは、心に残る思い出を作る行為です。やりたいことには、強い感情と印象的な体験という2つの要素が含まれています。自分が本当に楽しいと感じる時間は、満足感、充実感、達成感、快感、安らぎ感という5つの感情とつながっています。

これらの感情を感じながら、やりたいことを実現することで、心に残る素晴らしい思い出を作ることができます。人生を振り返った時に笑顔で思い出を振り返るためにも、自分の心の声に耳を傾け、本当に大切なことを追求することが重要です。

やりたいことを見つけるためには、自分の情熱や才能、価値観を大切にし、それらを基準に行動することが重要です。自分だけの宝物となる思い出をたくさん作り、豊かな人生を送るために、私は仕事とプライベートでの体験を充実させるよう努めています。家族との旅行や外食を増やし、一緒に楽しい思い出を作っています。


この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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