花摘みの上手な人は、美しい花だけを摘んでいくものです。賢い人は 「よい言葉」のみを、自分のものとします。 「悪い言葉」をひろい集める必要はありません。(ブッダ)
洋の東西を問わず、いろいろな本を読んでいると
ブッダの言葉が数多く引用されています。
リック・ハンソンの「脳を鍛えてブッダになる52の方法」や
ロンダ・バーンの「日々の教え」などの書籍を読むと
ブッダの思考が西洋社会でも、受け入れられていることがよくわかります。
当然、我が日本でもブッダに関する書籍は数多く出版されています。
しかし、ブッダの本を手に取る人は少ないように感じています。
(手塚作品などで、ブッダの教えを学ぶ人は多いと思いますが!)
そんな中で見つけたのが「いいこと」がいっぱい起こる!ブッダの言葉(植西聰著)です。
ブッダの言葉を大人向けにわかりやすく解説してくれる内容で
ブッダの言葉がスーッと自分の中に入ってきます。
植西氏がセレクトしたブッダの言葉を読むことで、私たちは心を浄化させられるのです。
私が本書によってもっとも感化されのが、言葉の使い方です。
インターネットが普及した情報化社会においては
最早、良い言葉だけで暮らしていくことは、至難の技です。
そんな時には冒頭のブッダの言葉を思い出すと良いでしょう。
植西氏は、ブッダの言葉に対して以下のようなアドバイスをしてくれています。
グチ、悪口、ネガティブな話題が聞こえても、同調してはいけません。「悪い言葉」に同調してしまえば、その人と同様に、働くことが億劫になったり、将来への不安が湧いてきたりするものです。「感謝を知らない気の毒な人だ」と遠巻きにしていれば、悪影響を受けずにすみます。逆に、前向きでポジティブな「よい言葉」は、「そうですね。私もそう思います」と、積極的に同調して受け入れましょう。あなたの気持ちもポジティブに保てるようになるからです。日々、テレビや新聞、雑誌から、洪水のように押し寄せる不安を煽る「悪い言葉」を、すべてシャットアウトするのは、無理でしょう。でも、だからといって嘆き、あきらめることはありません。そんな玉石混交の現世でも、最高の人生を送る知恵をブッダは教えてくれます。 (植西聰)
周りがネガティブな言葉を使っていたとしても、それに同調する必要はありません。
グチが始まったら、その場から離れればよいだけですし
嫌なニュースは、見ないことを心がければよいのです。
花摘みの上手な人が、見頃の花、色あせた花、これから咲く花を見分けて、一番美しい花だけを摘むように、「よい言葉」だけを聞くように心がけることが大切だと、ブッダは語ります。幸せを喜ぶ言葉、感謝の言葉、明るい未来を信じる言葉を摘みましょう。そして明るい言葉だけを口にして、会話に美しい花を咲かせるのです。辛く悲しいことに引っ張られるのが人間の性です。だからこそ、明るい言葉に意識を向ける必要があるのです。
また、自分の言葉を良くすることで、良い変化が起こります。
会話が楽しくなれば、あなたの周りに良い人が引き寄せられてきます。
実は、彼らがあなたに幸せを運んで来てくれるのです。
明るい言葉を習慣化することで、人生はより良くなっていくのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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