名刺をたくさん配れば、ビジネスが始まるのか?名刺を極力、配らないでビジネスを成功させる方法。

リアルなものを減らすことが先決だ。顔も思い出せないような人の名刺をデジタル管理したところで、不要な情報が増えてしまうだけだ。名刺も一ヶ月ほど漬けたうえで、必要なものとそうでないものとを分けていけば、3割ほど捨てることができるだろう。(小松易)

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名刺はビジネスマンの必需品ですが、管理がなかなか難しいものです。
みなさんはその管理をどうなさっていますか?
私も絶えず悩んでいましたが、最近では名刺の管理をを諦めました。

名刺を全部同じ名刺フォルダに入れるなど、一律の方法で整理するのはあまりお勧めしません。今後のビジネスにどれだけ有効かを考えて、「活用するもの」「保存するもの」「廃棄するもの」の三段階に分けることが大切です。(壺阪龍哉)

サイズが小さな名刺でも、大量に溜まれば意外に場所をとります。
見ない名刺は他のドキュメントと同じで
不要な情報であることに変わりありませんから
私は名刺を思い切って、整理するようにしています。
必要のない名刺は、一定期間後処分してしまうのです。

私は名刺交換して3ヶ月経ってもお付き合いが始まらなかった人は、縁がなかったと考え、名刺を処分することに決めた。(田口智隆

最近では、この田口氏の考えを一歩進めて
交流会やパーティーなどでの名刺交換を限定的にすらしています。
ビジネスに繋がるための「名刺活用法」について今日はまとめたいと思います。

名刺とはビジネスをするためのツールです。
自分を理解いただき、一緒にビジネスをしてもらうための重要な小道具です。
この名刺をたくさん交換しても、意味がないと最近では思っています。
単なる名刺交換会からビジネスが生まれたことはありません。
目的のない烏合の集まりには、参加しないことにしています。
たとえ、義理で出席しても、積極的に名刺交換することはやめました。
勉強会やセミナーでの名刺交換もできるだけ減らしています。
後で思い出そうとしても無理な方々の名刺を集めるのは生産的ではないので
その場でちゃんとコミュニケーションできた方とのみ
名刺を交換するように心がけています。

ビジネスでご一緒できる方を見つけることが会の目的ならば
名刺を大量に集めることに意味はありません。
その場で自分の語る言葉に耳を傾けてくださる方との時間を
より優先した方がよいと思うのです。

名刺集めをする時間があるなら、一人と深く関わりを持つことに心を砕こう。(田口智隆

逆に、名刺を配ることよりも自分のストーリーを語れるようにすべきです。
自分が何で役に立てるのか?何で貢献できるのか?
何で実績があるのか?をコンパクトに語れた方がよいのです。
そのためのストーリを準備して、相手に自分を素早くイメージしてもらうのです。
その説明後に、はじめて自分の名刺を渡せばよいのです。
自分のビジネスやパーソナルブランドが書かれた名刺をそこで渡せば
相手に自分の印象を良いカタチで残せるはずです。
その時、Facebookのアカウントを交換して
当日中に連絡を取り合うとビジネスが始まる可能性は一気に高まります。

名刺の達人の福田氏と作った電子書籍の
名刺作成のプロが教える ソーシャリアル名刺の作り方には
名刺交換時に印象に残す名刺作成の秘訣を書かせていただきました。
自分をストーリー化し、それを具現化した名刺を作って
素晴らしい自分を演じてみましょう。
ビジネスにつながりそうな方をほんの数人見つけて
コミュニケーションした方が名刺を大量に配るより
はるかに価値があると私は考えています。
写真&プロフィール入りのオリジナル名刺を作れば、
名刺を処分される可能性は減りますし、後で思い出してもらえる確率も高まります。

やはり、自分自身が第一印象で好感を持たれる人物でなければ、繫がりを持つことはむずかしい。人と繫がるというのは、名刺を交換すれば成立する単純なものではないのだ。(田口智隆)

自分の強みを徹底的にストーリー化し、好印象を持ってもらいましょう。
それから、Facebookで友達になり、パーソナル名刺を配れば
相手とのビジネスが始まる可能性が高まるのです。
まずは、自分の強みを書き出し、明確にして
ブランド&ストーリー化してみることをおすすめします。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

   
photo credit: Business card holder via photopin (license)

 

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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