ロン・クラークのあたりまえだけど、とても大切なことの書評

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討論をするときには、人の意見や考え方を尊重しよう。いいたいことがあるときには、できればこんないい方をするといい。「ジョンの意見に賛成です。ぼくの考え方をつけ加えるなら……」あるいは「セアラの意見には賛成できません。いい点をついていると思うのですが、わたしの考えでは……」さらには「ヴィクターの意見はすばらしいと思います。おかげでぼくも……に気づきました」(ロン・クラーク)

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ロン・クラーク
あたりまえだけど、とても大切なことは素晴らしい一冊です。
教育困難な学級を受け持ったロン・クラークは
自分の祖母から教わったルールを活用して、子供たちに接することにします。
その結果、彼らは劇的に変わり、学校の成績も州のトップクラスになったのです。

冒頭のロンの子供たちへのアドバイスは、大人の私たちも使えます。
人の意見や考え方を尊重することは、とても難しいことですが
このメッソドを身につければ、人間関係を間違いなくよくできます。
人の意見を大切にする姿勢があれば、意見が言いやすくなり、よいアイデアが生まれます。

わたしが真っ先に子どもたちにいうのは、何があっても人の意見を笑ったり茶化したりしてはいけない、ということだ。どの子も何かクラスに貢献できるものをもっている。人の意見に賛成しないのはかまわない、あらゆることで全員の考え方が一致することはありえないのだから。ただし、気持ちの伝え方には正しい伝え方と正しくない伝え方があることを指摘しておく。わたしたちはひとりひとり異なっている。生まれもった才能もちがうし、経験も生いたちもちがう。隣人の考え方をつくりあげているもののすべてを知ることはできない。だからこそ、わたしたちは恩着せがましい態度をとったり、相手に自分の考え方はまちがっていると思わせたりすることなく、人の意見を尊重しなければならない。

相手の立場を尊重し、伝え方を変えれば、ゴタゴタがなくなります。
良好なコミュニケーションが、チームや組織を強くしてくれます。

全員が支えあい、人の考え方や能力を認めあう雰囲気をつくりあげることで、教室内やともに仕事をしようとする人々の集団のなかに、それまでとは異なる世界が生まれる。

この考え方はコア・バリュー経営にも通じると思います。
価値を共有できる組織は強いとザッポスの奇跡で有名な石塚しのぶ氏から
昨日、お会いした時に教わりました。
共感できる人たちが集まるチーム、意見が言いあえる強い組織を作るためには
相手を尊重することがスタートラインになります。
教育が果たす役割は本当に大きいとロン・クラークと石塚さんから学べたのです。

本書には「話している相手の目を見よう!」
「何かすばらしいことをしたときには、拍手をして祝福しよう!」
「きちんと挨拶しよう」など、人として当たり前のルールが紹介されています。
心あたたまるロンと子供たちのやりとりから、このルールの素晴らしさを理解できます。
本書のルールを私たち大人が守れているか?と考えると疑問符がつきます。
ひとつひとつのルールを自分ごと化することで、自分や組織を成長させられるはずです。
子供や親だけでなく、経営者やリーダーにも読んでもらいたい一冊です

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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photo credit: Early Child Edu 1.jpg via photopin (license)

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