「意義」→人の役に立つことを行っている。 「交流」→ポジティブなひとときを、ネガティブなひとときよりもはるかに多く作っている。 「エネルギー」→心身の健康を改善する選択肢を選んでいる。 (トム・ラス)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
あなたは、1日1日を大切に過ごしていますか?
トム・ラスの元気は、ためられるを読むと、日々の何気ない時間の過ごし方を変えたくなります。
幸せについて研究しているトム・ラスは、幸福になるための3つのルールを本書で紹介しています。
「意義」「人との交流」「心身の健康」が、私たちに「元気」と「充実した人生」をもたらすのです。
10年後、20年後という長期的視点も大事なのですが
「1日の経験」を重視すると幸せになれることにトムは気づいたのです。
日々の中で見出すささやかな「意義」「人との交流」「心身の健康」の積み重ねが
幸せになるための秘訣なのです。
トム・ラスは自分の幸福のみを追求してはダメだと書いています。
人のために自分の幸せを棚上げにしたすべての時間が、やがては、家族や組織、コミュニティーの強化につながります。結局のところ、自分の幸福だけを追い求めても 、幸福は逃げていきます。あなたの人生と、周囲の人たちの人生を有意義なものにすることが、あなたの永続的な幸福につながるのです。
利他的にふるまうのではなく、他者に貢献することが、コミュニティの強化につながります。
お互いに協力することで、周りの仲間と笑顔な関係になれ、幸せをつかめるようになります。
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内面の充実が幸せに影響するという本書のケーススタディを読むと
飴とムチの考え方(外発的動機づけ)だけでは、ダメなことがわかります。
人は賞罰など外的な強制力がない状態の動機づけ(内発的動機づけ)によって
自らモチベーションを高め、行動できるようになるのです。
アメリカの陸軍士官学校の調査では
学費がタダになると幹部候補になれるなどの外発的動機づけよりも
国に奉仕できるなどの内発的動機を持った学生の方が
士官になる確率、昇進する確率が高かったというのです。
賞罰ではなく、やりがいや貢献がモチベーションになるのです。
あなたの最高の内発的動機をいつでも意識できる簡単な方法を見つけましょう。私は、デスクとスマートフォンのロック画面に子どもたちの写真があるだけで、内発的な動機を思い出してやる気が出ます。出版の仕事をしている友人は、会社の週報がやる気のもとになっています。それを読むと、彼がかかわった本の読者が大勢いることがわかるからだそうです。ロンドン在住の駅員ジエームズ・アレンは、どんなにかたくなな通勤客にも笑顔になってもらおうと努めることで、自分を動機づけています。
私たちは他者との関係を良くし、幸せな気分を味わえるのです。
その際、日々の小さな体験を意識しましょう!
仕事だけでなく、自分の興味を満たすことに時間を費やすのです。
それは家族の写真を定期的に見るなどでも構いません。
自分のやる気を高めてくれることを見つけて、日々の習慣にしましょう。
仕事以外で、あなたのモチベーションが上がる活動を見つけてみましょう。調査によれば、従業員に仕事と関係のない創作活動、例えば小説や詩、絵などの作品作りに取り組むことを奨励したところ、従業員の仕事の出来がよくなったそうです。従業員が仕事場に植物や芸術作品、家族の写真などを好きに飾れるようにしただけで、生産性が32%も高まったという調査結果もあります。
他人のためにあなたの「時間」や「お金」を費やすことが
人生をより良くしてくれると考え、コミュニティへの貢献を始めるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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photo credit: Sunset walk. via photopin (license)
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