植西聡氏の『「いいこと」がいっぱい起こる!禅の言葉』の書評

習慣化

禅は、インドから中国へ渡った達磨が伝えた教えといわれます。「禅」という言葉も、サンスクリット語の「ゼンナ」(物事を正しく認識し、心を整える、という意味)から生まれたという説もあります。また、ブッダの生涯や教えにも深くかかわっています。(植西聡)


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禅と禅の言葉が私たちの人生にもたらせてくれるもの

「いいこと」がいっぱい起こる!禅の言葉
多くの人が知りたがっている禅について植西聡氏がわかりやすく解説しています。
禅にはブッダの考え方が色濃く反映しています。
達磨大使によってインドから中国に伝えられた禅は
7~10世紀頃の唐から宋の時代にかけて発達しました。
多くの禅語は、この時代に生まれ、その後日本へと渡ってきたのです。
日本で広く禅が知られるようになったのは
12世紀の鎌倉時代のことで曹洞宗の開祖道元などの尽力のたまものです。

それ以来、日本でも禅語は多くの人々の心の支えとなってきました。
道元の教えは、修行僧だけでなく、武士や商人などが学び
この教えを生きる支えとしてきました。
さらに、日本の茶道や華道などの文化にも、大きな影響を与えたのです。

そして、禅の教えはあのスティーブ・ジョブズが熱心に学んだり
マインドフルネスが欧米で流行したために、現代の日本でも見直されています。
禅の言葉は私たちに感動を与え、つらさや悲しみから救ってくれます。
本書には植西氏が選んだ90の言葉が紹介されていますが
今日は「可も無く、不可も無し」について、考えてみたいと思います。

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「可も無く、不可も無し」

現代ではこの言葉はあまりよい言葉としては使われていません。
「悪くもないが、とりわけよくもない」「合格点ではあるが、平凡」などと解釈されます。
しかし、論語の中で孔子が言った意味は、今とは異なり
実は、私たちに勇気を与えてくれる言葉だったのです。
「チャレンジする前から、なんの役にも立たないなどと考えてはいけない。」
自分の力を信じて、まずやってみればいいのだ」というのが本来の孔子の考えでした。
植西氏によると「可も無く、不可も無し」の考え方は、禅の精神を表わす言葉として
後世の禅の修行者にも、共感を持って受け入れられ、用いられたそうです。

人生には、やってみなければわからないことが、たくさんあります。ちょっと逆説的ですが、そもそも、「成功すること」「幸せになること」を強く望み過ぎるから、かえって「失敗することへの不安」も、重く心にのしかかってくるのです。ですから、なにかを始めようとするとき、「成功するか、失敗するか」「損するか、得するか」などと考えないほうがいいのです。「失敗したからといって、命まで取られることはない。そのときは、またやり直せばいいじゃないか」と、楽観的に考えていくのです。

まとめ

先のことは、実際にやってみなければわからないのですから
未来の自分まで否定することはありません。
楽観的に未来を捉え、まずは行動してみましょう。
やってみてはじめて、自分の力を認識できます。
失敗したら、別のアプローチを考えればよく、やり直せばよいだけです。
可も無く、不可も無し」を本来の意味で使えば、チャレンジが怖くなくなります。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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