定年ひとり起業 生き方編 (大杉潤)の書評

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定年ひとり起業 生き方編
大杉潤
自由国民社

本書の要約

「ひとり起業家がブログ」を続けることで、パーソナルブランディングを強化でき、仕事のオファーを得られるようになります。ブログ記事に知識や体験をストックすることで、いつでもそれを引き出せます。ブログ経由で新たな出会いもデザインで、人的ネットワークも拡充できるという恩恵も享受できます。

定年ひとり起業にブログが重要な理由

私が定年ひとり起業をして8年目に入った現在までビジネスを拡大し続けることができた最大の理由は、ブログによる情報発信を継続してきたことです。(大杉潤)

経営コンサルタント・書評家の大杉潤氏から定年ひとり起業 生き方編を献本いただいたので、早速ご紹介します。(定年ひとり起業の関連記事

私は、サラリーマンを辞めてから既に10年が経過していますが、社外取締役や顧問としての活動によって生計を立てていますが、ここまで続けてこれたのは、この書評ブログのおかげだと考えています。2010年の2月から毎日欠かさず、ブログを発信してきたことで、書評家・ビジネスプロデューサーしてのパーソナルブランドを確立できました。

「ひとり起業家」がブログを継続することで、以下の3つの恩恵を得られると大杉氏は指摘します。
1.サイトを訪問した人がプログ記事のストックを見て、大杉潤がどんな人物なのかが分かるセルフ・ブランディングになる。

2.書評という形でブログ記事にアウトプットすることで、読んだビジネス書のエッセンスと活用法を記憶に留めて、いつでも引き出して活用することができる

3.ブログは記事が日付別・テーマ別に蓄積・保存されるストック型メディアなので、ライフログとして記録される(これを「人生の母艦」と呼んでいます。)

私は起業家や経営者のために最新のビジネス書を紹介し続けており、それが様々なネットワークを築くきっかけとなりました。ビジネス書の著者は経営者、士業、コンサルタント、大学教授の方が多く、彼らとの関係を築くことで、プロフェショナルから直接アドバイスをもらえるようになりました。

この書評ブログによって、編集者さんとのつながりも強化できました。様々なジャンルのビジネス書を献本していただくことで、新たな著者との出会いもデザインできます。自分にはない、多様なアイデアや視点を取り入れることで、ビジネスに良い影響を及ぼしています。

日々、経営者とのミーティングを行い、彼らが直面する課題を解決するために、自分のブログ記事を検索することが多いです。自分の知識や経験と、著者のフレームワークやケーススタディを組み合わせることで、問題解決のヒントを見つけることができます。

また、ブログによって、認知症も防げるかもしれません。

これからもほぼ毎日、ブログを書き続けていくつもりですが、このアウトプットが持つカは想像以上のものがあります。認知症を予防する最善の方法がアウトブζであるという研究もあるほどです。

「ビジネス書の多読」と「ブログ更新」の組み合わせによって、日々脳に刺激を与えることで、ボケ防止ができそうです。最新のテクノロジーやマーケティング理論をビジネス書から学び、それを実践することで、現役世代と共に働くことが可能になります。

大学生や若い世代からも新しいテクノロジーやメディアについて直接学ぶことで、若々しさも保てます。

日々のインプットとアウトプットが幸福度を高めてくれる!

高齢者になって年金受給者となる65歳のタイミングで、現在のライフスタイルを実践できるようにするために50代からコツコツと戦略的に準備をしてきました。私は65歳では年金を受け取らず、受給を繰り下げて年金額を増やしていきます。フリーランスというのは1年1年が勝負で、翌年は同じように仕事があるとは限りません。

私は16年前の44歳の時に断酒をスタートし、人生をやり直すことにしました。そのころ、フリーランスとして活躍するブロガーたちにお会いし、自分が好きなことを仕事にし、幸せに生きる働き方があることに気づきました。

50歳までに出版をし、自分のパーソナルブランドを確立し、独立するという計画を立て、私はインプットとアウトプットを繰り返しました。そのおかげで目標よりも早く著者になれ、予定通り社外取締役や顧問として独立できました。

当初はマーケティングを中心にビジネスをしていましたが、社外取締役として上場に関わることで、経営戦略、財務、資金調達、組織開発など仕事の幅が広がりました。上場前のベンチャー・スタートアップの起業家との関わりが増え、ファンドのアドバイザーや大学の教授にもなることができました。

定年を気にすることなく、成長を続ける経営者たちとのワクワクな時間を過ごすことによって、幸福度もアップしています。自分が好きな人と好きな仕事をして、感謝の言葉をもらえることが私の人生のやりがいになっています。

起業家や経営者に貢献するためには、知識や体験のインプットが欠かせませんが、これが日々の読書のモチベーションになっています。自分だけでなくクライアントの課題を解決したいという思いが、私の読書の幅を広げてくれています。

大杉氏は本書で定年後に役立つ書籍を何冊も紹介しています。健康、お金、働き方の不安を取り除くための大杉氏の解説も秀逸です。おじさん書評ブロガー仲間の活躍は、本当に嬉しい限りです。


 

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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