良くない結果になるかどうかは、やってみないとわからない。仮にうまくできなかったとしても、次に工夫するポイントが見えてくることが多い。(大野裕)
今では信じられないことですが、以前の私は人前で話すことが苦手でした。
今朝の日経新聞の大野裕氏のエッセーを読んでいて、そのことを思い出しました。
人前で話す日の前の晩は、嫌で嫌で仕方がなく逃げ出すすら考えてました。
不安が強くなると、私たちはついつい現実から逃げ出そうとします。
失敗にフォーカスすることで、ネガティブなイメージで頭が占拠され
どんどん不安な気持ちになっていきます。
「こころの力」の育て方 [ 大野裕(精神科医) ] |
不安は一日の仕事が終わり、ほっとしたそのときに人に取り憑きにやってくるものだ。すると人の想像力は暴走し、ありえないようなつまらぬことを考えさせ 、些細な失敗のひとつひとつをとてつもなく大きなものみたいに思わせたりするようになる。そんなときの心は、まるで負荷もかからず回り続けるモーターのようなものだ。どんどん回り続けて焼き付くことになるか、そうでなければ粉々に爆発してしまうことになる。不安への対処には、なにか建設的なことに没頭するのがいちばんいい。(ジェームズ・L・マーセル)
ジェームズ・L・マーセルが言うように、特に夜は不安になりがちで
気持ちが悪い方向に暴走しがちです。
人前で話すことが不安なら、そのことを考えるのではなく
成功している未来の自分をイメージしてみましょう!
まずは、なぜ自分が不安なのか?の理由を書き出してみるのです。
■話す内容に自信がない。
■プレゼンのトレーニングが足りていない。
■知らない人ばかりだ。などの理由を書き出したら
ひとつひとつそれらを潰していけばよいのです。
夜、不安になったなら、話す内容を見直して、その修正に時間をかければよいのです。
聴衆の方が喜んでいるシーンをイメージしながら
リハーサルをすれば、徐々に、不安な気持ちを減らせます。
幸福実現のためのフランクリン・メソッド [ ベンジャミン・フランクリン ] |
困難を予期するな。決して起こらないかも知れぬことに心を悩ますな。常に心に太陽を持て。(ベンジャミン・フランクリン)
私はUSTREAM番組やセミナーを始めた時は、いつも不安に苛まれていましたが
ベンジャミン・フランクリンの名言を繰り返すことで、自信を持てるようになりました。
事前に準備をしっつかり行い、回数をこなすうちに、不安な気持ちを撃退しました。
不安な気持ちになったなら、その理由を書き出して
自分にできる解決策を考えればよいのです。
逃げ出さずに行動することで、たとえうまくいかなくても
自分が逃げ出さずに、アクションを起こしたという事実は残ります。
失敗した理由を明らかにして、次に工夫するポイントを見つけられれば
確実に、自分を成長させれます。
100%うまくいくことはあまりないのですから
次回のためにしっかりと失敗した理由を明確にして
改善策を考え、メモを残すようにしましょう!
また、不安は自分の準備が足りないから起こると考えるようになると
事前の準備を怠らなくなります。
不安な気持ちで、貴重な時間を無駄にするのはもったいないことですから
良い気持ちの時間を増やすためにも、準備に時間を使いましょう!
以下、今日のブログの内容を整理します。
1、事前の準備
2、行動する勇気
3、失敗した場合の理由の明確化、改善策の策定
を繰り返すことで、私たちは不安を撃退できるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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photo credit: 2016 WordCamp San Diego | Carl Alexander, Speaker via photopin (license)
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