朝起きたときに「やれやれ、今日もまた嫌な一日になりそうだ」と考えるか、「さあ、これから素晴らしい一日が始まるぞ」と考えるか、どちらだろうか?(アレクサンダー・ロックハート)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
アレクサンダー・ロックハートの自分を磨く方法についての書評を続けます。
彼は、悲観的な思考を捨てて、楽観的に生きるべきだといいます。
本書には面白い逸話が、紹介されています。
ある男が妻と自家用車で旅に出かけ、ガソリンスタンドに立ち寄りました。
スタンドの店員がフロントガラスを拭き終わると
男は「まだ汚いから、もっときれいに拭いてくれ」と頼みます。
店員がふたたびフロントガラスを拭いて料金を請求したところ
男は「まだ汚い。君はフロントガラスの拭き方も知らないのか!」と腹を立ててしまいます。
見かねた妻がが夫のメガネを取ってティッシュで拭くと
フロントガラスがきれいになっていることに気がつきます。
このように自分のメガネの汚れがわからないと、多くのことを見落としてしまいます。
著者のアレクサンダー・ロックハートは以下のように私たちに問いかけます。
「あなたは世の中を眺めるとき、
私たちの人生を決めるのは、私たちの考え方です。
思考をポジティブにすれば、見える景色も変わってくるはずです。
1日の見通しが悲観的だと、不愉快な一日を経験する結果になりやすい。それに対し楽観的な見通しを持っていると、愉快な一日を過ごせる可能性が高くなる。
悲観主義者は最悪の結果を予想し、障害にぶち当たるとすぐにあきらめてしまいます。
チャレンジしてもすぐにあきらめれば、結果が出るわけはありません。
それに対し楽観主義者は、どのような状況に遭遇しても前向きな見方をこころがけ
問題を解決して目標を達成するために全力を尽くします!
楽観主義者は「おめでたい人」とみなされますが、うまい生き方をしているのです。
必ず物事の良い面を見るようにして、翌日につなげていくのです。
私も眠る前に1日を振り返りますが、どんな悪いことにも良いことが隠れています。
それにフォーカスして、1日を必ず良い気持ちで終わるようにするのです。
小さな成功体験を思い出し、それを積み重ねることで人生を楽しくできます。
これを習慣にすると、次の日を気持ち良くスタートできるのです。
また、挫折や悲劇や障害を受け入れ、そこから教訓を学びとり
改善策を考えることでレジリエンスを養えるようになります。
楽観主義は心身の健康を増進し、仕事と人生の成功に大きく貢献してくれます。
楽観的に考え、笑顔でいると周りにそういった人が集まってきます。
逆に悲観的な思考で心の中がいっいになっていると
ネガティブな人や環境を引き寄せてしまいますから、注意が必要です。
どちらの思考も驚異的な確さで現実になることが多いので
そういった意味でも私たちは楽観的に考え、ポジティブに行動すべきなのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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