ハーバードで学んだ脳を鍛える53の方法(川崎康彦著)の書評②

実は、1日の始まりには、今日〝やらなければいけないこと〟よりも、〝やりたいこと〟をリストアップする時間を持つべきです。ワクワクが生み出されて、飛躍的に行動力が高まるからです。(川崎康彦)

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PDFA習慣術の徳本昌大です。
川崎康彦氏ハーバードで学んだ脳を鍛える53の方法書評ブログを続けます。
やりたいことをやる方がいいに決まっていますが
人はついついやらなくてはいけないことを優先しがちです。
しかし、これだけだと脳がワクワクしてくれません。

やらなくてはいけないことばかりを考えている人の感情を覗いてみると、どうでしょう。決してワクワクとした気持ちを持っているとは言えません。それよりも、義務感にがんじがらめになり、憂鬱な気持ちに支配されていると言えます。

では、私たちはどうすればよいのでしょう?
川崎氏は朝一番にやりたいことリストを5つ書くとよいと言います。
その際以下のことを注意するとよい、結果がもたらされます。

1、主観的にやりたいことを挙げる
自分がどう見られるか、どう評価されるかといった他人の目を考えず、あくまでも主観的にやりたいことを挙げましょう。何かを実行する時、他人からの評価を考えて、躊躇してしまう人は多いですが、それでは縛られた脳が解放されているとは言えないからです。

まずは、自分の気持ちを大事にしましょう。
人からどう思われるか?、バカにされないか?などとは考えずに
本当にその日に自分がやりたいことを書き出すのです。
会いたい人や食べたいものが思い浮かんだら
私はそれをスケジュール表にメモします。
やりたいことを書くことによって、行動できるようになり
自分の日常が変わり始めるのです。

2、実現可能かどうかは考えない
リストアップの段階では、やりたいことが現実的にできるかどうかは度外視しましょう。今日は時間がないから、金欠だからといったできなそうな理由は、ここでは考えてはいけません。リストアップの前に、実現の可能性を考えると、思考にブレーキがかかり、本当に自分がやりたいことが見つけられなくなりますから。心から感じるやりたいことを、大胆に、言い切ってこれまでやりたいことをやるという発想が全くなかった人が、やりたいことを考える時間を持つと、まず劇的に表情が変わってきます。

その際、実現の可能性は、絶対に考えないようにしましょう。
お金がないとか、時間を言い訳にすると、自分で勝手にブレーキを踏んでしまいます。
一方やりたいことを考えるようになると、不思議なことに脳がワクワクしはじめます。
できる!と決めると、脳が次に何をすべきかを考えるようになります。

3、「その日に寝る前、自分が今朝挙げた 5つのリスト全てが叶った」と幸せに満ちているシーンをイメージする
5つのリストを達成したい!というモチベーションが高まるはずです。

寝る前の時間で自分のイメージを書き換えることも大事です。
夢が叶ったと脳を騙すことで、脳は本当にそれを実現しようと考えます。
また、寝る前にハッピーな気持ちになることで、よく眠れるようになります。
翌朝も気分良く起きることで、行動が加速します。

4、その日、見るもの、出会う人はもちろん、会話をする人の発言、聞こえてくる言葉に注意する5つのリストに何らかのつながりがありそうなものを見つけたら、そこへ向かうようにしましょう。

その日に引き寄せられたものを大事にしましょう。
例えば、私は神社が大好きなのですが、神社に行きたいと思ったら
移動中にお参りすることを心がけています。
この時間を持つことで、自分との対話をしながら、夢を再確認できます。
カラーバス効果で新たな情報が入手できたり
会いたかった人に偶然会えるようになり、どんどん夢が叶うようになります。
このステップをを続けていくことで、未来が明るくなるのです。

そして、自分には無理だと決めつけずに、チャレンジすることも大事です。
理想の自分を実現するために、コンフォートゾーンを抜け出して
新たなチャレンジをしてみましょう!

10年前に断酒した際に、私は本を書くことを宣言しました。
多くの人から無理だと笑われましたが、私は最後のチャンスだと思いチャレンジしました。
ワクワクしながらソーシャルメディアのアウトプットを続けていたら
編集者の方からオファーが来て、本当に出版が決まってしまいました。
その出来事によって、私の中でワクワクがキーワードになったのです。

その後もワクワクしながら、行動を続けていたら
海外でのビジネスが始まったり、いつの間にかベンチャーを起業していました。
10年前には考えてもいなかった明るい未来が手に入っていたのです。
本当にワクワクのパワーは不思議です。
一度コンフォートゾーンを抜け出せれば
恐怖感がなくなり、ワクワクしながらチャレンジできるようになります。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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photo credit: artist at work via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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