「聴覚系脳番地」を鍛えるには、とにかく意識的に注意深く耳を使うことです。ラジオを聴きながら寝る。会議の速記録を作成する。自然の音に耳を澄ませる。といった方法が有効です。ラジオを聴きながら、書き取る。本を音読しながら、手書きで写す。いずれも「運動系脳番地」や「視覚系脳番地」との連携が強化されるので、おすすめです。(加藤俊徳)
photo credit: Rob Briscoe Ear to Rail via photopin (license)
傾聴系脳番地を鍛えよう。
文春オンラインで脳科学者の加藤俊徳氏の良記事を見つけました。
冒頭言葉はそこからの引用になります。
50歳を過ぎると人はだんだん新しいことをしなくなります。
脳を使わないと、脳の機能も筋肉のように退化し
やがてはアルツハイマーなどを引き起こします。
それを避けるために、脳の多くの部位を積極的に活用すべきです。
■聞き間違いが増えた
■話をよく訊き返す、気がつくと一方的に話をしている、
■人が話しているときに自分の話をかぶせるなどの症状が出てきたら
傾聴系脳番地が衰えている可能性があります。
耳を活用することを意識して、脳を活性化しましょう。
加藤氏の最新作の脳を強化する読書術から
傾聴系脳番地に関する説明を以下引用します。
左右の耳の近くに位置している聴覚系脳番地は、脳の中でも発達が早い場所です。右脳側が生活音などの外界の音に対して敏感であるのに対して、左脳側は主に言葉の聞き取りを担当しています。聴覚系脳番地は、本の読み聞かせや、紙芝居などで物語を聞く時に刺激されるだけでなく、音読で自分の声を聞く時にも使われます。そして、黙読であっても、本を読んだ時にアタマの中で響く音(内言語)を聞く際に、聴覚系脳番地が活躍します。
文字のない時代から私たちは、詩を暗唱したり
物語を語るなど音声を意識することで、文化や歴史をつないできました。
聴覚系脳番地は、私たちが言葉好きになるための第一歩を踏み出す場所です。
子供の頃を思い出し、耳から言葉を取り入れるにすると、脳は活性化します。
最近、私は車の移動が多いので、ラジオのニュース番組や
オーディオブックを聞くようにしています。
耳から言葉を聞くことで、新たな気づきを得られます。
聞き逃してはいけないと思うことで、今ここに集中できるようになりました。
オーディオブックを聞いた後で、メモを作ることで
視覚系脳番地や運動系脳番地も活性化できます。
また、目で読むだけの読書だけでなく
耳学問を習慣化することで、読書量を増やせるようになります。
アイデア・バイブル【電子書籍】[ マイケル・マハルコ ] |
耳からアイデアを作る方法
マイケル・マハルコも耳からアイデアが生まれると言っています。
アイデア・バイブルの「よりよい聴き手になるための十箇条」を覚えておくと
より良いアイデアを作れるようになるはずです。
「よりよい聴き手になるための十箇条」
1、関心のある分野を見つけよう。「自分にとって重要なものは何か」と問いかけよう。
2、話し振りではなく、内容を判断する。話し手の誤りは気にしない。
3、すぐに判断をしない。すべてを聴き終わるまで判断するのを待つ。
4、アイデアに耳を傾ける。中心となるテーマを見分けよう。
5、柔軟に。内容を記憶するための方法を、4つか5つ持とう。
6、聴き方の訓練をする。全身を耳にして、一生懸命に。
7、気が散らないように。注意散漫と戦う。相手の悪い癖は大目に見て、集中する。
8、脳を鍛えよう。そのために、難解なものを教材として使ってみる。
9、心を聴く。言葉の真の意味を知り、表面的な表現にはこだわらない。
10、頭で考えるほうが話すスピードより速い。この事実を利用しよう。相手の話を聴きながら、質問を考える、先を予想する、要約してみる。言葉の裏にあるものを聴き取ろう。(マイケル・マハルコ)
私たちはよりよい聴き手になることで
アイデア作りがうまくなるだけでなく、良好な人間関係も築けます。
他者の話を傾聴することで、アイデアのヒントをもらえます。
話を聴く仲間を増やすとアイデアの幅も広がるはずです。
専門分野以外の人や異性、年齢が異なる仲間を増やしましょう。
相手の話を引き出しながら、質問を重ねることで
自分の知りたい情報や次のチャンスの入り口を
見つけることもできるようになります。
まとめ
脳を活性化したければ、耳を積極的に活用しましょう。
ラジオのニュース番組やオーディオブックを聞くことで
傾聴系脳番地を活性化できます。
周りの人の話を積極的に聴くことで、アイデア作りも上達します。
話をする相手の数を増やすことによって、アイデアも増やせます。
専門分野以外の友人や異性と話し合うことで
いつもとは異なるアイデアが浮かんでくるはずです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!!
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