世の中にはたくさんのフレームワークがあって、それを一つでも多く覚えようとする人もいますが、使いこなすことのほうが大事です。最初のうちは2×2のマトリックスで十分なので、まずはご自身で試してみて、部下にもコーチングしてみてください。重要かつ難しいのは、軸をどう設定するかです。最適な軸を設定できるようになるためには、実践あるのみです。(赤羽雄二)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
ビジネスマンには、フレームワーク思考が欠かせません。
物事を整理したり、決断する時に自分の頭の中をすっきりさせる必要があります。
ただ、書き出すだけでなくフレームワークを活用すると
短時間で、結果を出せるようになります。
しかし、多くのビジネスマンはフレームワークの本を読んで
知識をたくさん溜め込んでいますが、なかなかそれを実践しません。
私の勉強会の参加者でも、知識はあっても使いこなせていない人が多いようです。
世の中には、多くのフレームワークがあふれていますが
まずは、2×2のマトリックスを使いこなすことだと思います。
ゼロ秒思考で有名な赤羽雄二氏の新刊
すごい成果をあげているリーダーが実行している40の習慣の中に
2×2のマトリックスの価値が書かれていました。
私の考え方に近く、とても共感したので
今日は2×2のマトリックスの活用法を考えたいと思います。
すごい成果をあげているリーダーが実行している40の習慣 [ 赤羽雄二 ] |
マトリックスを決めるを使えば、いろいろなことが整理できます。
私はアイデアを生み出す時に、必ずマトリックスを使用するようにしています。
切り口によってマトリックスの軸を変えていくと、いろいろなアイデアが浮かんできます。
縦軸にデザイン、横軸に価格やスペックをおいたり、購入者イメージを書き出し
それを組み合わせているうちに、プレゼンのストーリーが頭に浮かんできます。
例えば、悪い習慣を良い習慣に置き換える時にも、私はマトリックスを使用します。
縦軸に時間軸、横軸に習慣をおいて考えてみるのです。
なりたい自分をイメージして、未来と現在の自分を比較します。
横軸に悪い習慣と対比する良い習慣を書き出すと
今の自分のダメなポイントが見えてきます。
良い習慣のための行動リストをメモに書き出して、計画を作るのです。
メモを見ながら、すぐに動き出すことで悪い習慣を良い習慣に置き換えられます。
完訳7つの習慣 [ スティーヴン・R.コヴィー ] |
有名な緊急度と重要度のコヴィー博士のマトリックスも使えます。
仕事を「重要度」と「緊急度」という2つの軸で整理するのです。
重要な仕事は「重要だが緊急ではないタスク」と
「重要ではないが緊急のタスク」に2つに分けられますが
緊急かつ重要なタスクが多ければ、過去の時間の過ごし方がまずかったことがわかります。
緊急なタスクが多いというのは、計画性がないのと同義です。
また、未来の自分をよくしたければ、「重要だが緊急ではないタスク」を意識し
その時間を最初からスケジュールに入れておくのです。
仕事時間の20%を自分の好きなプロジェクトに使えるGoogleの「20%ルール」も
この視点で考えるととても大事なことだとわかります。
マトリックスで自分のやるべきタスクを整理すれば、自分の未来を明るくできるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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7月28日にマトリックスを活用したフレームワーク勉強会を開催します。
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ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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