あなたの最も嫌いな人に、優しくしましょう。あなたの最も苦手な人に、親しくしましょう。そうすることで、あなたは誰にでも、優しくできるようになります。嫌いな人にも、挨拶ができるようになると、好きな人には、もっと優しくできるようになるでしょう。挨拶してみると、意外に苦手でないことに、気がつくはずです。その人が、きっとあなたの力になってくれるはずです。神様は、あなたの苦手な人に化けています。(中谷彰宏)
「神様はあなたの苦手な人に化けている」という中谷彰宏氏の言葉が刺さりました。
昨日から、再読しているあなたの出会いはすべて正しいには
素晴らしい言葉が満載で、いつも気づきをもらっています。
1997年に出版された古い本ですが、私にとってはとても価値のある本です。
人に優しくすることは、当たり前だと誰もが考えますが
これほど実践することが、難しいことはありません。
嫉妬や妬み、自分中心の考え方が、どうしても頭を過り
知らず知らずのうちに、人に悪意を感じてしまいます。
あるいは忙しいからといって、感情を表に出さなかったりもします。
しかし、人に優しくすると良いことが起こるというのが定説になってきました。
スウェーデンのステファン・アインホルンの「やさしさ」という技術を読むと
人に優しくしたくなります。
本書で紹介される多くのケーススタディから
やさしさによって、幸福が引き寄せられてくることがわかります。
著者はやさしさとは、長期的に最善の利益を相手にもたらす行動だと定義しています。
目の前であえて厳しいことを言ったり、仕事で適切なアドバイスをくれる人が
実は、本当に優しい人なのかもしれません。
そのためには、人に対して真摯に向き合わなくてはなりません。
相手との関係を長く持とうとしない限り、なかなかアドバイスをする気にはなれません。
人にやさしくするとは、長く付き合うためには欠かせぬ行動なのです。
厳しいことを言うのも最終的にはお互いのためなのです。
人に対して遠慮するのではなく、共に成長するのだと意識することで
適切なアドバイスができるようになるのです。
やさしさとは、人に関心を持つことなのです。
逆に考えれば、厳しい態度で接してもらえることが、素晴らしいことに思えてきました。
また、苦手な人も自分の意識がそうさせているだけかもしれません。
中谷氏が言うように、積極的に挨拶することで、関係を変えられるのです。
自分に厳しくしてくれる人に感謝をして、積極的に挨拶をしましょう。
苦手だと思う人をやさしい神様だと思って、付き合い方を変えてみるのです。
こう考えると朝から何だかワクワクできました!
photo credit: Moscow Metro (Park Pobedy Station, Arbatsko-Pokrovskaya Line) via photopin (license)
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