人は、調子のいいときは、心が明るく、ゆるくなり、調子の悪いときは、心が暗く、萎縮してしまうものです。私は、かつていろいろなトライ&エラーを繰り返し、いい波に乗れたと思えば波間に落っこちる……ということを繰り返していたことから、反対に、うまくいっているときほど「ちょっと気を付けよう」と緊張感をもち、うまくいかないときほど、「これからよくなっていくのが楽しみ!」と、ゆるく考える心のクセがついたようです。いいことばかりは続かないし、悪いことばかりも続かないことがわかっているからです。(有川真由美)
人は感情の生き物なので、気持ちが絶えず揺れ動きます。
調子が良いときには、心が明るくなり、アクティブになれます。
逆に、調子が悪いと、心が萎縮し、行動もネガティブになってしまうのです。
いつでも気持ちを平静に保ち、積極的に行動できるように
自分の中にルールをつくっておくと良いかもしれません。
有川真由美氏の遠回りがいちばん遠くまで行けるの中に
そのヒントがあったので、今日はこの考え方を中心にご紹介します。
特に、気持ちが落ち込んだときには、人は何もしたくなくなります。
失敗が失敗を呼び、つらいことが永遠に続くような錯覚を持ってしまいます。
しかし、これではいけません!
うまくいかないときほど、気持ちを強く持つようにするのです。
もう悪いことは出尽くしたので、これからは良くなるだけだと考えてみましょう。
有川氏が本書で指摘しているように
良いことも悪いこともほどほどにというゆるく考えるクセを
持つのがよいかもしれません。
また、人は、恵まれすぎていると、心がヤワになったり、権力をもつと、傲慢になったり、人よりいいものをもっていると、人を見下したり自慢したりしてしまうもの。一見、プラスに見える部分に、マイナスになりがちな傾向も潜んでいると知っておけば、そんなに面倒なことにはならないでしょう。いいときも、悪いときも、心の清潔感を保てるようにすることとは、自分のいたらなさを知り、それが出てこないように気を付けることかもしれません。「こうでありたい」「こうなりたい」という意志の力が、運命の波に流されるではなく、好運の波の流れに乗せてくれるのです。
「一見、プラスに見える部分に、マイナスになりがちな傾向も潜んでいる」という
有川氏の考え方に共感します。
絶頂期には「まさかという坂」があり、私も何度も痛い目にあっています。
私は「驕る平家は久しからず」、「終わりのない渋滞はない」という二つの言葉を
定期的に思い出すようにして、気持ちをコントロールしています。
恵まれ過ぎたときには、これはいつまでも続かないと考え
人にやさしくする、周りに感謝することを習慣化しましょう。
毎朝、私は起きたときに、前日に会った人との会話や体験を思い出し
感謝日記を書くようにしています。
これを習慣化することで、私は以前より感情をコントロールできるようになりました。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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