幸せになりたければ、瞑想を習慣にしよう!サーチ・インサイド・ユアセルフの書評

幸せは、ただあるがままでいることなのだ。この洞察が私の人生を変えた。私にすれば、一番のジョークは、これまで世界中でさんざん幸せが追い求められてきたというのに、持続可能な幸せは、自分の呼吸に注意を向けるだけで達成できるということだ。人生とは、おかしなものだ。少なくとも私の人生は。(チャディー・メン・タン)

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チャディー・メン・タン
サーチ・インサイド・ユアセルフ
――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法
を読むと
瞑想によって幸せになれることを理解できます。
心を自然な状態に戻すことで、私たちは幸せになれるのです。
そして、それはわずか二分の呼吸を習慣にするだけでよいのです。

瞑想を難しく考えないほうがよいとチャディー・メン・タンは言います。
体を鍛えることが運動だとするなら、瞑想は心の運動で
これを繰り返すことで、心をしなやかにできるのです。

スポーツジムに行くときには、体を鍛えて身体能力を伸ばそうとする。ウェイトトレーニングをすれば、やがて力がつく。定期的にジョギングをすれば、タイムが縮まり、長い距離を走れるようになる。それと同じで、瞑想は心を鍛えて心的能力を伸ばそうとするようなものだ。たとえば、瞑想のエクササイズをたくさんやれば、心が前より穏やかで鋭敏になったり、注意を強く長く集中させられるようになったりする。

運動と瞑想にはほかにも重要な類似点がある。どちらの場合も、抵抗を克服することで進歩する。たとえば、ウェイトトレーニングをしているとき、ダンベルの重さに抵抗して筋肉を収縮させるたびに、筋肉が少し強くなる。瞑想のときにも同じプロセスが起こる。呼吸から注意がそれ 、それをもとに戻すたびに、筋肉を収縮させるのと同じで、注意の「筋肉」が少し強くなる。そう悟ると、悪い瞑想などというものはないことがわかる。私たちの多くは、瞑想中にしばしば注意が呼吸からそれ、注意を向け直すことを繰り返さざるをえないので、やり方が間違っているように思えてくる。だがじつは、それが良いエクササイズになっている。

さまよいだした注意をもとに戻すために、 私たちは呼吸を意識すればよいのです。
呼吸に意識を集中することで、心を鍛えられるようになります。
瞑想のエクササイズを繰り返せば、前よりもはるかに心を穏やかにできます。
また、集中力もアップし、ビジネスにもよい効果を及ぼします。
Googleはこの瞑想の力に効果を見出し、研修プログラムとして採用しているのです。

定期的に瞑想し始めてから数週間か数か月たつと、活力が増し、心が穏やかで明瞭になり、喜びに満ちあふれ、具合が悪くなる回数が減り、微笑むことが増え、そのために社会生活が改善し、自分におおいに満足する。しかも、汗を流す必要さえない。

ただただ呼吸に集中することだけで、私たちは自分の感情を変えられます。
注意がそれたら、再び呼吸のプロセスに注意を戻し
たんに注意の集中を回復するだけでよいのです。
自分に対する優しい気持ちと自分への好奇心を持ち続ければ
自己嫌悪の多くを克服できるようになります。
自分の祖母になったつもりで、あなたを見れば
あなたは非の打ち所がない存在なはずです。
祖母の心(老婆心)と呼吸を習慣化することで、私たちは幸せになれるのです。

本書やデイヴィッド・ゲレスのマインドフル・ワークを参考にして
瞑想を習慣にすると、幸せな時間を増やせます。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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photo credit: yoga via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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