人は、将来、何かよくないことが起こると想像して不安になり、それに対処するための行動を取ろうとする。(ダニエル・ギルバート)
困難を乗り越えなくてはならないという覚悟は、不安を生みます。そしてこの不安が、モチベーションを上げるのです。不安を感じ、うまくいくかどうか心配するからこそ、わたしたちはさらなる努力をし、入念に計画しようとします。(ハイディ・グラント・ハルバーソン)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
ハイディ・グラント・ハルバーソンのやってのけるでは
不安が行動のためのモチベーションになるという考え方が紹介されています。
コロンビア大学心理学博士の著者であるハルバーソンが
最新のノウハウをもとに行動する方法を教えてくれます。
目標達成が困難だと考えている人ほど、プランをしっかり作成すると著者は言います。
そして、プラン通りに人一倍努力し、積極的に行動を取ろうとするのです。
人は、努力が必要だと考えたときに、その通りに行動します。
逆に、努力が不要だと考えていれば、行動がおろそかになります。
10年前の断酒後、出版するという夢を掲げた私も努力を重ねることができました。
今までは行動を先送りしていたのに、目標を作ることで行動ができるようになったのです。
普通のサラリーマンはなかなか出版できないという現実がわかっていたので
著者や編集者の力を借りることを考え、自分にできることから始めてみました。
彼らに会いに行き、どうすれば出版できるのかを質問して
自分の中でいくつかのプランを作りました。
そのうちの一つがソーシャルメディアを活用したパーソナルブランディングだったのです。
USTREAMで著者をインタビューしたり、Twitterで本の紹介を始めたのです。
著者への貢献を重ねるうちに、私は編集者からチャンスをもらえたのです。
積極的な行動によって、あっという間に夢が叶ったのです。
本を書き始めた時にも、三ヶ月後の締め切りが私を不安な気持ちにさせました。
この不安を乗り越えるために、往復の通勤時に原稿を書くことを決めました。
この間1日も休まず書き続けることで、無事執筆を終わらすことができました。
心配することから計画ができ、夢を叶えるために行動できるようになったのです。
書くことを習慣にしたことで、私はこのブログもスタートできました。
やってのける [ ハイディ・グラント・ハルバーソン ] |
「目標設定時には達成後に得られるものをポジティブに考え、実際に行動するときは、達成のために必要なことを現実的に考える」というアプローチが最適です。(ハイディ・グラント・ハルバーソン)
目標設定時に、心理学者のガブリエル・エッティンゲンの長短比較を活用しましょう!
「達成によって得られるものを想像し、
自分のワクワクな未来をイメージし、気持ちを良くしながら、実現のためのプランを考えるのです。
当時の私は、著者に話を聞く時も、自分も著者になりきってインタビューしていました。
本を出版した自分が仲間の著者と会話しているのだと思い込んだのです。
達成のためには書くしかないと考え、自分の行動をコントロールしました。
自分のダメな時間を見直し、著者や編集者のアドバイス通りにアウトプットを習慣化したのです。
目標が実現した状況を想像するのは、とても楽しいことです。
しかし、イメージするだけでは、夢は実現はできません。
ワクワクな未来の自分が得られるものと、立ちはだかる障壁を比較すると
自分のやるべき行動が明確になります。
今までは妄想だった夢が、現実的な目標に変わり
自分の行動を加速できるようになるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
私の好きな本や自分の著書をピックアップしています。
ぜひ、書籍の表紙をクリックしてご一読ください。
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
photo credit: Endeavour (lock) via photopin (license)
コメント