生まれ変わるデザイン、持続と継続のためのブランド戦略(ウジトモコ著)の書評

習慣化

現在最も価値のあるものはデザインである。私たちはデザインが弱い。よって、我々はフランフランを買収した。(セブンイレブン)

スクリーンショット 2016-08-20 11.40.12
PDFA習慣術の徳本昌大です。
小売の勝ち組と言われているセブンイレブンにも弱みがあります。
それが今の時代に最も価値があると言われているデザイン力だったのです。
セブンイレブンほどの企業でもデザイン力を高めるために、企業を買収する時代です。
老舗や小売店、ベンチャー企業は、生活者の心をしっかりとつかむために
今こそデザイン力を鍛えるべきなのです。

私のパートナーのウジトモコ氏が素晴らしい一冊をリーリスしています。
生まれ変わるデザイン、持続と継続のためのブランド戦略を読むと
デザインによって、企業の様々な問題を解決できることがわかります。
ウジさんとはプロジェクトをご一緒しているので
彼女の仕事の凄さは理解していたつもりでしたが
アイデアの作り方、現場を重要視する姿勢、テストマーケティングの考え方など
今回、本書から多くの学びを得ることができました。

新しい時代に対して、競争力を維持するためには、老舗も安閑としてられません。
ましてやブランド力のないベンチャーは、自らの価値を発信しなければ
いくら技術力があっても、存在をスルーされるだけで終わってしまうのです。

ビジネスを持続させるためには自社のブランド価値を訴求しなければなりません。
デザインによって洗練されたブランド価値を作り出せれば
増え続けるコミュニケーションコストも低減できます。
ソーシャルメディア時代に応じたブランド戦略を組み立て
明確な自分らしさ=ブランド・アイデンティティを発信することによって
企業はあまりお金をかけなくても、強くなれるのです。

拡張可能なデザインシステムとデザイン・ガイドラインを活用することで
ブランドの「今」を守りながら新しいチャレンジができるとウジさんは言います。
企業が生き残っていくためのデザイン戦略が現場視点もまじえて書かれているので
いつの間にかブランディングやデザインの考え方を学べるのが本書の魅力かもしれません。
特に、包装紙や屋外看板の本書の整理は中小企業の方の参考になるはずです。

ブランドのデザインであれ、何であれ、最初から完全なひらめきが降ってわくということはないのだから、その段階ごとに、不完全さを補うプロセスを踏んでいれば良いし、その不完全さを取り入れて乗り越えていくことそのものがクリエイティビティであることも多い。だから、世の中のクリエイティブと言われる人の多くは、「不完全さ」とうまく共生しているのだ、とも言えるだろう。

実際ウジさんは仮説を導き出すと、店舗や生産地など現場をしつこくチェックします。
自分のアイデアが本当に正しいのか?を多様な視点でチェックし
デザインに落とし込んでいきます。
ダメなところが見つかれば、それをどんどん修正していきます。
売るための仕掛けをクライアントと生活者とともに作り出していく姿勢を
私は間近に見ることができ、とてもラッキーでした。

私は本書を自分を変えるための書として読めました。
自分の人生を良くしたければ、ウジさんのアイデアメッソドを活用すればよいのです。

段階1 アイデアのレベル。不完全でもよし
段階2 決断のレベル。慎重に、後戻りしない覚悟で決断する
段階3 テスト(プロトタイピング)する。不完全でもよし。むしろ大きな弱点をこの段階で見つけておきたい。
段階4 ブラシュアップする。不完全さからの脱却。不完全さを取り除くことに集中する。(ウジトモコ)

自分が何をやりたいか?を決め、テストを続ける!
そこから自分の強みや弱みを発見できるのです。
不完全なものを見つけたらそこからの脱却を考えるのです。
この繰り返しで人生を良くできるのです。

私が最も刺激を受けたのは、クリエイティブ・ジャンプの発想法です。

結合、既存の手法や簡単なアイデアの三つ以上の組み合わせから新しいアイデアを創出する「三点組み合わせソリューション」
・量質転換 たくさん行うことで質をあげる、いわば素振りのような「量質転換の法則」
偶発-意外性 意見関連性がないように思える切り口から解決の糸口を探す「視点変換の法則」

アイデアとアイデアの組み合わせ、大量行動、新たな切り口の発見によって
私たちは自分の人生をより良くできるはずです。
知識と体験を増やすこと(行動)が幸せになるために必要なことだと
ウジさんから教えてもらえました。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
ウジトモコさんの関連記事はこちらから

私の好きな本や自分の著書をピックアップしています。
ぜひ、書籍の表紙をクリックしてご一読ください。 

     
     

photo credit: b2 via photopin (license)

Loading Facebook Comments ...

コメント