自己実現を続けることが私の考え方の根底にあるし、すべての社員にもそうあってほしいと考えています。 また、私は「自分が足りていない」という思いが強くあったので、創業してから上場するまで、自分より若い社員を入れなかったのです。現在の役員も年上の人がほとんどです。(瀬戸健)
ダイエットとは自己実現である!
RIZAPで成功した瀬戸健氏は、ダイエットをビジネスにする際に、伴走し励ましサポートしてくれる人がいないと、
川上徹也氏の物を売るバカ2 感情を揺さぶる7つの売り方の中に、RIZAPの成功理由が整理されていたので、今日はこれを深掘りしたいと思います。瀬戸氏はダイエットの定義を「自己実現」に置き換えます。一人では難しいダイエットにサポート要素を取り入れれば、人は対価を惜しまないという仮説を組み立てたのです。瀬戸氏は自らのダイエットの成功体験をヒントに、
RIZAPは従来の「フィットネスジム」ではなく、個別指導型で結果にコミットするビジネスに変えたことで、成功を手に入れたのです。従来のジムは設備を充実させることで勝負をしていました。一方、RIZAPは従来の考え方をやめ、自己実現というコーチと顧客の感動体験を売りにしたのです。広告やWEBサイトもこのコンセプトを表現しています。
RIZAPは広告でも食事制限を前面に出し、サポートの重要性を表現しています。 食事制限の原則は「糖質制限」で、食べ物が厳しくコントロールされるのです。メンバーはこの辛い体験をコーチとともに歩み、ダイエットの成功を目指します。成功者のダイエット・ストーリーが共有され、多くの人が感情を揺さぶられることで、RIZAPに入会するモチベーションが形作られたのです
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自己実現にはコーチが必要?
RIZAPグループの理念は”「
人は変われる。」を証明する”です。現在、RIZAPグループは、いろいろな分野の事業に手を広げていますが、 テーマはブレていません。「自己実現」「自己投資」 の場を提供することで一貫しています。(川上徹也)
ジムはあくまでも手段でしかありません。ここで体を動かしても、結果が出なければ、感動体験は生まれません。食事を厳しくコントロールし、体を鍛え、やせることで人はその体験をシェアしたくなります。ただ、ダイエットには、三日坊主になりがちだという問題点があります。ここにコーチングの要素を取り入れ、自己実現のストーリーを組み合わせたことがRIZAPの強みだったのです。成功すると自分に自身が持てるようになり、人は新たな自分に生まれ変われ、より多くのことにチャレンジできます。この自己実現をテーマに、RIZAPはビジネスを拡大しているのです。
ダイエットだけでなく、自己実現をするためにはコーチやサポーターが必要です。私も新たな自分に生まれ変わるために、10年前にビジネスマインドを養うコーチングを受けました。ビジネスで自分を成長させるためには、経営経験のある方の的確なアドバイスが必要です。私はコーチングのおかげで、諦めない心(GRIT)を養ったり、視点を広げることができました。自分一人では今の自分にはなれなかったといつもコーチの新堀進さんに感謝しています。
川上徹也氏は自己実現はビジネスになると述べています。
中でも続けたいけどなかなか続かない「三日坊主市場」
に鉱脈があるといいます。 自己実現の欲求には終わりはありません。人は、 まわりからはどんなに成功しているように見えても、 自ら成長しようとする限り、「自己実現」 が満たされることはないからです。「自己実現したい」という「 感情」が揺さぶられると、「理性」「勘定」 という通常の経済観念は吹っ飛んでしまいます。 他人からはかなり高い金額だと思われても、人は自分への「 自己投資」にはお金を払うのです。
自己実現によって、人は感情を揺さぶられ、多くの投資を行います。また、感動体験は人にシェアされ、新たな連鎖を生み出します。人を感動させるビジネスモデルはストーリーになり、多くの人を巻き込めるのです。
まとめ
RIZAPの成功の裏には自己実現というストーリーがあったのです。自己実現は三日坊主になりがちで、優秀なコーチのサポートが必要になります。自己を変える間に、人はなんども感情を揺さぶる体験をし、それがシェアされることで、多くの人の心を動かします。自己実現には感情が動くことが付き物で、お金が動く特性があることを覚えておきましょう。
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